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北山くんは神様

北山くんへ

北山くんへ

 

北山くん、こんにちは。きっと15年ぶりくらいにお手紙を書きます。

もうお手元に届くかわからないけど、せめて自分の手で伝えたくて筆を取りました。

 

北山くんに出逢ったのはわたしが小学生のときでした。それが今じゃわたしもアラサーになり、長い年月が経ったのだと実感しますね。

北山くんが青春だと言ってくれたKis-My-Ft2としての活動は、わたしにとっても青春、いや、人生そのものでした。北山くんに、キスマイに出逢ってエンタメの楽しさを知り、その魅力に魅入られ、今ではエンタメ業界で働いています。小学生から始まって、中学生、高校生、大学生、そして社会人まで、北山くんがアイドルとしてそこで笑ってくれていることが支えになって生きてきました。北山くんから与えられる光こそが、わたしの人生の太陽そのものでした。すっごく重いファンですみません(笑)

 

ただ、わたしは北山くんをアイドルとして応援しつづけることは、北山くん自身の人生を消費していることなのではないかとも考えていました。

アイドルである北山くんのことを好きになって応援しているうちに、たまに見え隠れする北山宏光さんのことも好きになっていたから、北山宏光として、幸せになってほしいと思っていました。もちろん、今もです。

 

だからこそ今回の選択は、北山くんが北山宏光として、また新たな人生の選択をしたのだということがとても嬉しいです。と同時に、アイドルとして北山くんの人生を消費し続けなくてもよいのだ、と少し気持ちが軽くなりました。

若いパパになりたいな、なんて言っていたことも、家庭をもちたいと言っていたことも、アイドルでいつづけてくれたから、わたしたちがアイドルでいてほしいと願い続けていたから今まで叶えてあげられなくてごめんなさい。

これからの第二の人生では、アイドル、というくくりで人生を縛られず、ひとりの人間として幸せに暮らしてほしいと心の底から願っています。

 

もしまた逢えることがあるなら、そのときは北山宏光くんとしてまた応援させてください。北山くんがやりたいことのおすそ分けをちょっとしてくれるだけで十分です。笑

もう逢えないのなら。どうか健やかに、幸せに。どこにいたって北山くんはみんなの光です。「宏く光を与える人間になってほしい」世界で一番美しい名前で、名を体現している北山くんは世界で一番美しいです。

 

さいごに。サッカーを捨ててまで、アイドルという仕事を選んで、これまでアイドルでいてくれて、アイドルでい続けようとしてくれてありがとう。北山宏光くん、わたしの太陽そのものでした。北山くん以上の人が現れることなんてないんだろうな。家族や友達とは違う、かけがえのない存在でした。(激重)応援してきた期間のこと、思い出、全部一生忘れません。

本当に21年間お疲れ様でした。16年間わたしの光でいてくれてありがとう。大好きです。

 

2023年6月8日 一部筆削のうえ9日投函

Endless SHOCK Eternal2023 北山香盤表

はい!Eternalのことを書く元気がない…というか、
Eternalのことがあんまり好きじゃないので多くは語らず
Twitterにも載せましたが北山くんの香盤表を載せたいと思います。

対戦よろしくお願いします。

修正点あるの知ってますが「俺もう…疲れたんだよ…」なので修正しません^^^

PDFのリンク踏みたい方はこちらから:
ヒロミツエタ香盤表0522.pdf - Google ドライブ

 

北山宏光くん(アイドルのすがた)が観たいよう…
完全にSHOCK疲れしてます;;

Endless SHOCK2023 観劇レポと考察

Endless SHOCKの季節がやってきました!
これは歩きながら撮った適当な写真

今年は本編・Eternalの2公演同時上演というなかなかイレギュラーな上演形態です。
今回まずは本編について書こうかなと思います!
Eternal記事はまた後日:

2022年博多座版との相違点

さて、帝劇での上演は3年ぶりですが、昨年博多座でも上演されている本編。
2週目までに確認できている、博多座公演との違いについてお話します。

ヒロミツの衣裳

まずはヒロミツの衣裳について!
本編での帝劇衣裳香盤はこんな感じ。ブログ用にざっと確認せず作ったので若干間違いあったらすいません…そして私服系やジャケットのみ表記箇所のボトムスは黒。



特に博多座からはインナーが変更になっている模様。
1幕での「ONEDAY」時には白に英字がプリントされたTシャツでしたが、今年は左胸にポケットのあるシンプルな白Tに変更。
2幕でのプロローグ~DLBまでは青みニュアンスTシャツでしたが、今年はシンプルな黒Tに。
Higherのレオパードジャケ下もスタンダードなシルエットの英字プリントTだったのが、ちょっとビッグシルエットな黒Tになっています。
また、革靴が若干高くなっているのでは?という話題が出てきていますが、去年のステフォでは判断しきれない上に全然覚えていないので、現時点では曖昧にしておきます(笑)
でも高くなったと思う…3cm⇒5cmになったと思います。黒も白も。

Japanesque頭

主に出ハケ位置・タイミングに変更はないヒロミツですが、唯一変更になっているのがここかと。
博多座ではJapanesqueの頭、リカは賊軍に追われ雷の音とともに舞台奥へ連れ去られていく描写でしたが、
帝劇版では追い詰められたリカの背後から御簾?を切り捨てて賊軍大将(ヒロミツ)が登場します。
これってコロナ前の演出でも存在したものなのでしょうか…?過去公演のこと全く覚えてない上に旧演出だったのでわからずすみません;

御簾から出てきたところ、ワ~知らん演出だ!なんて喜んでたら弓を引いたのめちゃくちゃかっこよくてびっくりしました……
引いた弓を投げたあとに、味方からパスで飛んでくる刀をパシっと一発で握るのも超かっこい~~!!そこで握り直しがないのが最高です。
そして軽い乱闘の末に、「殺せ!」とドス効かせたセリフ…!北山くんの低音、北山担は死ぬほど好きなので身体にしみわたります。沁みる~~
舞台効果としてはJapanesque中盤にある、「必ず生きて帰れ!」という官軍のセリフと対になる、ナイスなプラス要素だな~と思います。
そもそもなんでこんなことになってるのか全くわからないですが……

Higher

博多座のHigherは迫りアップ⇒コウイチ登場でダウンのシンプルな構成だったと思いますが、
帝劇版では2つある大迫りのうしろに登場⇒曲中で前の大迫りに移動。後ろの大迫りダウン、コウイチ乗って再アップ/前ダウン。という構成になっています。
この前がNYDなので、紗幕の吊り位置的に後ろ迫りしか使えない状況だったのでしょうか…。バトン位置・断面図までわからずなので、推測なんですけど…
まあ何が言いたいかって頑張って移動ジャンプしてる北山くんが観れるよってことです

USAと太鼓チームが一人増えてる

人増えてる!びっくりしました。

リカの衣裳とかつら

オープニング、なんで黒ストッキング履いてんの…?事務所NGですか?黒ストッキングってああいったドレスとショーにそぐわない気がするので、なんかもっと工夫してほしかった…
あとJapanesque頭で日本髪じゃなくなってるのなんで…?事務所NGですか?あーちゃんがしっかりかつらだった分めちゃくちゃ気になるし、着物なのに顔横の触覚だけはずっと残ってて残念。
現役アイドルだからしょうがないのかもしれないけど、芝居は芝居なのでそういうNGは出してほしくないなあと思いました……つけ毛はOKで鬘はNGなのね……

新キャスト・中村麗乃ちゃんリカからみるカンパニーとの関係性

今年の帝劇版ヒロミツを語る上で、リカのキャスト変更は多いに影響があったと考えています。
(以下、考察なので全部憶測、妄想です!!!!!!!!!)

恥ずかしながら中村麗乃ちゃんのことは存じ上げず、記者会見で初めてお名前とお顔を知りました。
2001年生まれってマ?!若…北山くんとは16歳差です。おじ……
勝利くんとは5歳差で、また違った関係性のライバル→リカだったのだと思います。
昨年リカのあーちゃん(綺咲愛里ちゃん)は1991年生まれ、北山くんとは6歳差、勝利くんとも5歳差とちょうど中間点でした。

さて、光一くんが1979年生まれ(早生まれなので78年の代)。
2023年度で光一くん・北山くん・れのちゃんは45歳・38歳・22歳となります。
個人的に、今年の劇中でのコウイチ・ヒロミツ・リカは43~40歳・35~33歳・20歳くらいなのかなと感じています。
コウイチ・ヒロミツの幼少期ボイスが劇中にはありますが、男の子の声変わりは人によって時期が全然違うことや、声だけで年齢を推測できるほどショタコン極めてないので今回は考察に含めません。(ご都合だけどそんなに年齢変わらないJrで録音してるんだろうしそれもご都合)
ちなみに去年の印象は43~40歳・33~30歳・30歳くらい。(基本的に役者の年齢に沿っているのはまあ見た目に実力が伴っているからだと思います…)

ヒロミツ→リカ

あーちゃんかられのちゃんで10歳も差があるとなると、「幼いころからともに過ごしてきた家族(のような存在)」から、「恋愛対象」になる変化っていつ起きるんだろう?と考えたときに、ほぼヒロミツと同年代のリカならば、育っていく過程、思春期に恋愛感情なのでは?と気づくタイミングがあるのだと思います。
しかしヒロミツと歳が離れ、一回りも下だったら?自分がオーナーに引き取られたあとにリカが生まれたのだとしたら。なかなか「恋愛対象」になることはないと考えます。良くて”妹”、もしくは”親戚の子”のような感覚になると想像できます。

すると、この本編でヒロミツがリカのことを好きだというのは、本当に恋愛感情なのでしょうか
それが、「コウイチが好きだというリカの感情に気づき、またコウイチが一番であることに嫉妬し、その感情の矛先さえも自分のものにするための手段」だったとしたら?
コウイチへの憧れがゆえに、あらゆることでコウイチに嫉妬心を抱くようになり、全てをコウイチから奪ってしまいたくなった結果が、少女の恋心すら利用することだったら…
書いててちょっと怖くなってきました!笑

リカ→コウイチ

昨年の考察で、リカは本当にコウイチのことを恋愛感情で好きなのかどうか、という点について書いたと思います。
去年の私「やっぱり、リカはコウイチが正義だと信じているだけで、カンパニーに守られて育ってきたのでコウイチのことを好きだと思い込んでいるのかもしれない……と思ってしまいます。」
あーちゃんリカが生まれたとき、既にコウイチがオーナーの元にいたかどうかはわかりません。例えば10歳差だったとしても、孤児院でもない劇場という場で確実にいるかと考えると怪しいと思います。(また、コウイチはずっとオーナーに敬語で話すことから、ある程度育った段階で拾われたのだと考えています)
とすると、あーちゃんリカ→コウイチの恋愛感情は、育っていく過程で出会ったお兄さんが、家族のように自分を守ってくれたところから生まれていくと想像できます。
しかしれのリカは、その年齢差から考えると生まれたときにはコウイチがオーナーの元にいた可能性が十分あります。となるとれのリカにとってコウイチは家族そのもの、むしろ父のような存在であるといえるのではないでしょうか。帝劇版での2幕、オーナーの劇場に帰ってきたコウイチが「昔は帰ってくるとぎゅっとしちゃったりしてさ…」と言うのも、まるで仕事から帰ってきた父を迎える娘の姿じゃないですか。コウイチの思い出からリカに対して恋愛対象だなんて微塵も思っていないことがよくわかります。
1幕「憧れMy Dream」中、ヒロミツが歌っている裏でコウイチと腕を組むリカ。本当の恋愛感情だとするならば、そんな簡単に腕を組むでしょうか?ネックレスすら「みんなの感謝の気持ち」と照れる彼女が?

今年のリカはカンパニーという家族の中の紅一点、みんなの妹。という立ち位置が確定していると考えます。
つまり帝劇ヒロミツ版本編は、完全にヒロミツ→コウイチ図のみで解釈することができるのです。

帝劇版本編におけるヒロミツ→コウイチ

では、リカという要素に悩まされなくなったヒロミツは、コウイチに対してどういった思いを抱いて本編1幕の結末に至ったのか。
博多座からの芝居の変化と、そこからみる帝劇版のヒロミツ像を考えます。

博多座版からのヒロミツの変化

初日、1幕を観て基本的な芝居の表現方法は博多座後半と変化はないのかな~なんて感じていましたが、2幕の表現が全然違う。
2幕、Higher~告白。自分のステージに飛び込んできたコウイチを見て、悪夢の中のように弱弱しい声でその名を呼ぶヒロミツ。
必死にしがみついてきたその場所を奪われたあと、コウイチを睨み怒りを隠しきれなかったヒロミツが、そのパフォーマンスに圧倒されていく。
決められた動線の中でも、その一つ一つが緻密に計算され組み上げられているのがわかりました。誰が言ったか、表情管理の鬼・北山宏光……

Higher終わり、コウイチがカンパニーの面々と再会するシーン。
博多座では①お前がそんなんだからショークローズする俺がいつ戻ってきてもいいようにの2点で片方ずつ拳を強く握りしめていたヒロミツですが、
帝劇では「お前いつまでそんな顔してんだ、」の一言で、コウイチからは見えない右手を強く握ります
博多座では片方ずつ拳を握ることによって、”我慢の度合い”を表しているのだと感じていました。視覚的情報で短絡的ですが……
しかし帝劇版では、”我慢の度合い”は目に見えず、バロメーターは内に秘めています。帝劇版になって、ヒロミツが少し大人になったと感じるのはこの要素が大きい。
コウイチから見えない位置の右手を握ることで、悪夢のあとのように泣きそうになる自分を抑え込んで、コウイチの前では今まで通りの自分でいようとしているのかなと考えます。だからこそ弱弱しく「コウイチのすごさは俺が一番よくわかってる…」と始めても、「何しに戻ってきやがった!」のテンションまで持っていける。
コウイチに負けないように努力して、奪えるものは奪おうと無理に動いた結果コウイチを失って、弱い自分と向き合うしかなかった1年間。それをコウイチには悟らせたくないからこそ、戻ってきてくれて少し安心している自分がいるのに「お前さえいなければ…何しに戻ってきやがった!」「そうやって勝ち誇った顔何年見てきたと思ってる?偉いな、お前は」と強い言葉をかけてしまう。
しかし、この1年自分の手で一番好きだったコウイチを故意ではなくとも傷つけショーに立てなくしてしまったという重圧に押しつぶされ、悪夢にうなされていたヒロミツは、コウイチが戻ってきたことでその重圧から逃れようと事の顛末を告白していく。告白が始まると、さっきまで怒っていた面々の口調が少し優しくなっていくのは、過去にもここまで重大な事件でなくとも、ヒロミツ→コウイチの想いが故に暴走してしまったことがあるのかもしれないと感じました。

また、「俺たちさあ、みんな仲間じゃなかったのかよ?!」というハラに対しての返し「仲間?ああ、仲間だよ」というセリフでもヒロミツ対カンパニーの関係性が博多座から変化している様子がうかがえます。
博多座前半では少し馬鹿にしたように。後半ではそれを認めてやるように。あくまでも、「焦れば焦るほどみんな俺から離れていった」と主張するヒロミツでしたが自分自身がそうなるよう進んできた、ヒロミツ自身で仲間たちとの一線を引いたのだと感じていました。
しかし帝劇では、「仲間?!…ああ、仲間だよ」と、頭の聞き返しの口調が強くなっています。自分だけコウイチに追いつくように走ってきたつもりだったヒロミツが、ハラのその言葉で自分たちが一つであったことに改めて気付いたように感じました。離れていったと思っていたのは自分だけ。この1年、ヒロミツはカンパニーの中にいたはず(精神的に)なのに、それに気付く余裕がないまま走っていたのかなと。

そしてマツザキに、コウイチの指示でヒロミツの隣にいたのだと告げられる。
博多座のときは、これはマツザキのエゴでヒロミツとしては嬉しくないのでは?とずっと考えていたのですが、帝劇版でコウイチだけを見続けていたヒロミツが初めてコウイチが自分のことを見てくれた事実を知るのだと気付けました。ただEternalで補完される情報も多く、このセリフだけではじゃあこの1年のヒロミツとマツザキの関係性ってなんだったんだ?って思ってしまうので、複雑なところではあります……(1年も一緒にいてくれたから自分のこと信じてくれるんだ、ついてきてくれるんだって気持ちがヒロミツに生まれている可能性を想像すると、それが本人の意思でなく他人の指示であると知るのは残酷だと考えます…)

「リカ!お前だってそうだろ、いくらお前がコウイチのこと好きだっていったってコウイチは振り向いてもくれねえじゃねえか」「俺も、お前も、犠牲者だ」
急なタゲ変は、これ以上惨めな自分をさらけ出さないための自己防衛として行われていると考えます。
また、前述の通りヒロミツ→リカは家族愛を恋愛であると名前を無理やり書き換えていただけなので、あーちゃんリカに対してここであったような同情は1mmもありません。博多座でのヒロミツ→リカは少なくとも恋愛感情は事実としてあり、きちんと女性として好きだった部分があったと感じているので、"報われない恋心"は唯一ヒロミツとリカに共通する感情でした。
対して帝劇では兄として、ほらみろ!といったような顔をして言うのです。あれもしかして、直前にマツザキからコウイチが自分のことを気にかけてくれていた、ということを告げられてリカに少なからずマウント取ってたりします………?
帝劇版は三角関係ではなく、ヒロミツ→コウイチ、リカ→コウイチなのでヒロミツとリカは恋敵のようなもの。向ける感情の種類は違うものの、コウイチに振り向いて欲しい気持ちは同じ。そうして夢中になっているうちに、自分のことを見失っていった意味ではたしかに犠牲者だと言えるのかもしれません。
(リカの「今までそうしてきたし、それしかわからない」を、自分自身を失ったと考えます)
「なあ、リカ、お前の手で俺を殺してくれ。それしかもう、俺、救われねえんだよ」
博多座でのここは、コウイチを傷つけカンパニーにも刃を向けた自分自身への嫌悪から死を選ぼうとするも、エゴからせめて好きな人に自分自身を殺してもらうことで、好きな人の中で忘れられない存在になれば、自身も救われると考えたのではないでしょうか。(=そうすればリカはカンパニーに刃を向けた、コウイチを傷つけた自分と同じ存在になりますね…)
ただ帝劇版では前述より、ヒロミツにとってのリカは執着するような存在ではないとすると、贖罪として殺されることを望んだと考えます。ヒロミツはリカへの家族愛を、無理やり恋愛感情だと書き換えて"コウイチより優位に立つための手段"とした。純粋にコウイチを想う気持ちを(それが恋愛感情でないにしろ)利用していたことは事実です。まあ死ぬほどのことではないんですけど、変わらないセリフ、変わらない動きである以上私はこういった解釈に至りました。

コウイチの死が明らかになったあと、ただ1人コウイチの死を受け入れられないヒロミツにコウイチが声をかける。そこでやっと、コウイチがヒロミツの存在をはっきりと認識し、ヒロミツの成長を知っていたことをヒロミツが認識します。ヒロミツ→コウイチの想いはコウイチの死によって実ることはないわけですが、本来のヒロミツにとっての救済はリカの手による死ではなく、コウイチがヒロミツを認めることだったのです。
悪夢に出てくる亡霊、幻影だったはずのコウイチにまるで神にすがるかのように懇願するヒロミツ。私は博多座で、ヒロミツは結局孤独のまま、救い切れない形で本編を終えたと思っていました。それが帝劇になって、仲間を認め、コウイチに認められたことで漸く救われたのだと感じます。CONTINUE前のオーナーのセリフ、「コウイチ、あなたは1人じゃなかった」というセリフも、今なら受け入れられるかもしれません。

中日前のまとめ

まだまだ観きれていない部分や読み解けていない部分が多くて、まじで妄想ばっかりですみません…!!

昨年も北山くんは勝利くんVerのEternalを観た上で本編の演技プランを立て、稽古の上ヒロミツ像を作り上げていたのだと思いますが、今年は自分自身がEternalと並行して稽古をしていくことで、3年後の答えを出すための方程式を様々なパターンで組み上げていったのだと思います。3年後という答えがあるから、そこに行き着くまでの過程はたくさん想像できるの、ちょっといいな…笑
(ここにおける答えとは、本編時の感情をセリフとして述べるシーンが多々あるのでそのセリフを答えだと思っています)

公演もまもなく折り返し、まだまだ変化やたくさんの気付きがたくさん出てくるはずなので、また千穐楽のあとに追記しようかな〜って思います。

Eternalについては別記事書きたいなって気持ちはあります!!笑

Endless SHOCK2022 遠征記録 地獄の大精算

Endless SHOCK、地獄の大精算編

SHOCK千穐楽から早1週間。そろそろ精算をしなければならない時期がやってきました…地獄だ…

公演期間約1ヶ月、全30公演の中で私が博多を訪れた回数は3回、8公演です!
予定では2回だったはずなんですが、突発で増やしたり色々したので、コスパはあまり良くなかったと思います(;_;)

それでは博多を訪れた各日程ごと、遠征レポと精算をやっていきましょう!

今回の精算ルール

交通:都内、福岡の市内交通は含まない。
食事:夜ご飯以外は含まない(電子マネーの使いすぎなので、追いかけきれないため)・フォロワーとの食事は含まない

 

9月7日(水)〜9日(金)

観劇:7日昼夜、8日、9日※中止

交通宿泊

交通◉スカイマーク いま得 往復 30,360円
宿泊◉ホテルオリエンタルエクスプレス中洲川端 2泊 8,432円

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交通◉
羽田〜福岡線といえば圧倒的スカイマークです!JALANAとの違いはビジネスクラス以上の座席がないことと、機内Wi-Fiがないこと、無料ドリンクに限りがある(ホットコーヒーのみ)ことでしょうか?大手のマイルを重視している人にはあまりメリットがないかもしれないのですが、年に1回飛行機乗るか乗らないかの私はスカイマークで十分です!機内でキットカットがもらえるのが地味にうれしいです。
Wi-Fiがなくても、結局機内Wi-Fiの速度なんてたかが知れているのであらかじめiPadに動画をDLしていけば何の心配もありません。

スカイマークは全ての座席がエコノミーなのですが、+1,000円支払うとフォワードシートという最前列座席に変更ができます!フォワードシートにすると、足元ひろびろ座席・優先搭乗・預け荷物が始めに出てくる・機内での無料ドリンク(またはお菓子)サービスの特典があります!また、最前列ですので降機時も真っ先に降りることができるので、預け荷物のない方もメリットがあると思います。私はこのサービスを知ってから毎回フォワードシートに変更しています……変更は当日のカウンターだけでなく、電話で事前に変更もできるようになったらしいのですが、結局自動チェックイン機ではチェックインできないので、飛行機搭乗時にギリギリ到着が予測される場合にはおすすめできないかもしれません……(現に羽田でチェックインしてご飯食べよ〜と思ってたらカウンターで時間食いご飯は食べられなかったことがあります)

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宿泊◉
そして今回宿泊したホテルオリエンタルエクスプレス中洲川端。予約はagodaで行いました。agoda、まじで安いのでおすすめです。この近所ではここが特別安かったので、何かあるのかな…?と思ってましたが悪いところは基本なにもなく、良いホテルでした!新しいホテルで、事前にメールで発行された番号でチェックイン・カード発行をするシステムでした。基本的に予約に使用したメールアドレスに届くお知らせを読んで、当日は画面の指示に従っていれば難しくありませんが、同時に手続きしていた年配の方は困っている様子でした。旅慣れしてる人なら問題ないかと。
お部屋は十分広くて、シャワーブースのみでしたが十分満足しました!テレビも新しめで大きかったしWi-Fiも安定していたので動画など観るのにたすかりました。(遠征時必ずfire stickを持っていくので…)
博多座遠征になることがあればぜひまたリピートしたいな〜と思っています。

食事

博多松介 西中洲店 8,000円くらい

以前(2019FH!の遠征時)に訪れた、博多松介 春吉店の系列店ですね!
焼き鳥厨なので、行きやすい場所にあるやんけ!と訪れました。相変わらずがおいしいです。日本酒もおいしい。強いて言うなら食べるペースに合わせて串が出てくるわけじゃないので、まとめてじゃなくてゆっくり注文すればよかったな〜と思いました(笑)そしてなんで8000円も使ってる?食い過ぎ

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焼き鳥 ふじ家 3,000円くらい?

ホテルの近くの焼き鳥屋さん。SHOCKの終演時間が21:15で、規制退場のため劇場を出るのに5分近くかかり、さらにそこから予定していたお店に移動するとラストオーダーが終わったとのこと……博多の街をふらふら歩いた結果、ホテル近くのこちらに。
地元の方が来るような普通の居酒屋さんでしたが、串も安いし唐揚げも美味しかった!そして何よりお店のお兄さんがおもしろすぎました。地元の人とおしゃべりしたのめちゃ楽しかったです。地元にこういう店ほし〜

その他

デイユース:ホテルエクレール博多 1,500円

今回は昼公演からの観劇だったので、利用した飛行機は早朝便。朝がめちゃくちゃ苦手なので、現地で身支度をしたく…せっかく空港から中洲川端まで1本で行けるのに博多駅で降りるのもめんどくさかったので、ネカフェ…と思ったらいいところがなく、テレワーク用のデイユースプランで身支度しました!博多座の裏にあるので駅近だし、電源が使えて顔が洗えればそれでよかったのでコスパはそこまで…ですが個室でゆっくり支度できて良かったです!

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サイバック博多駅前店 1,400円?

9日の公演が中止になってしまい、帰りの飛行機が変更できない運賃で取得したチケットだったので時間潰しを探していたところ、VCがOKなゲーミングエリア有りのネカフェを発見。友達を呼び出し、よき時間までVALORANTしました。飲み物も食べ物も基本持ち込みなのが面倒だったけど、ゲーミングエリアは誰も食べてなかったし他の人のクソデカVC入りまくりでおもしろかったです。

 

計 約52,692円

9月22日(木)

観劇:22日昼

交通

この日は弾丸日帰り!早朝に家を出て、日が変わる前に帰ってきました…
行き:Jetstar(成田空港発) 15,120円
帰り:ANA 株主優待割引 22,030円 株主優待券 1,900円

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行き◉
ほぼ始発の時間に家を出て、日暮里から初めてスカイライナーに乗りました。そんでもて第3ターミナル〜サテライトという僻地を経て搭乗。久々のLCCだったので、シートの狭さに泣きました。身動き取れん。もうLCCは乗らね〜;;

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帰り◉
舞台見て帰ってきて成田から家まで移動するの死ぬほど疲れてるだろうな〜…という理由で羽田着を決定。2日前くらいに決めた遠征だったため、いい時間の便がない&スカイマークANAより高いとかで、ANA株主優待を利用することにしました。
株主優待は本当の株主でなくとも優待券があれば誰でも利用できるので(譲渡が認められているはずなので、違反とかではないです)、新宿西口の金券ショップで購入。
16:15終演を飛び出し、17:05発の飛行機に飛び乗りました。いくら博多座が駅直結で空港まで約10分だとしても無茶したな〜と思います……まじでギリギリだった。乗れてよかったです。

初めて日帰り飛行機遠征をしたのですが、結構体力キツかった…!笑
(マチソワの日に昼見たあと、夜のチケットないのに泊まるのが悔しいので日帰りにしました…)日帰りはもうしません。

その他

uruu 博多店(巻き下ろし) 500円

早朝に家を出て、今回は化粧した状態で出てきたのですが到着後思ったより髪の毛がぼさぼさなことに気づき……コンサートじゃないしそこまで…とは思ったのですが結局整えにいきました。1100円?だったのがポイント使って500円でした。ワンコイン巻き下ろしは安い。

 

計 39,050円

9月28日(水)〜10月1日(土)

観劇:28日、29日昼夜、30日

交通宿泊

交通:スカイマーク たす得 往復 28,760円
宿泊:博多エクセルホテル東急 16,445円

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交通◉
本当は17日〜18日にいく予定だったのですが、台風の影響で行けても帰ってこれなくなりそうだったのでこの日程に変更した飛行機のチケットです。なのでたす得

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宿泊◉
この日はちょっとお金を出して博多エクセルホテル東急に!中洲の川沿いで、博多座からも徒歩圏内です。無料会員になるだけで12:00チェックアウトなのが◎
中洲にはありますが、川沿いで大通りにも近いので特別治安が悪いこともありませんでした。食事にも出やすいしコンビニも近くて立地◎だったのですが、Wi-Fiがゴミ…そしてTVも古くて空きのHDMIとサービス用USBがなかったのが残念でした(T_T) スプラやりたくて、結局有線LANを延長して(無駄な出費)どうにかしました。部屋は広い。
リピートはどうかな〜…東急で安心して泊まれる料って感じなので、まあ…まあです。

食事

焼肉龍の巣 ニュー中洲店 7,000円くらい

   

どうしてもユッケが食べたかったので、食べられる店を探して予約していきました!
今時のおしゃれ焼肉なんですが、無駄がなくておいしい!爆食いまとめて注文してたら「このあたりでお腹いっぱいになると思いますよ」ってアドバイスしてくれたり、おすすめの食べ方教えてくれたり、Twitter見てたら「もう食べ頃ですよ」って教えてくれたり店員さんも優しかったです。安いわけじゃないけど雰囲気サービス込みで良いお店でした!また行きたいな〜 裏ハラミの札が天地逆に印刷されてるのおしゃれでした。

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三原豆腐店 6,000円くらい

 

昼間に中洲にあるカフェTOFFEEソイラテをいただいており、三原豆腐店ってのがあるのか〜…と知り夜公演後も入れそうだったので来店。一人だったので運良くカウンターですぐ入れてよかったです。(ねぎとろがずっと食べたかった)

胡麻豆腐揚げ出し豆腐もいただいたのですが、食べたことないくらい本当においしい料理ばかりでした。2つで1オーダーとなるものを1人だったので「ハーフもできますよ」と声かけいただいたのも助かりました。色々食べたかったので嬉しい。
また博多に行く時は絶対に行きたい!今度は友達も連れて色々シェア前提でたくさん種類頼みたいです。

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一蘭 本社総本店 890円

なぜ人はおいしいご飯を食べたあとでも味を知っているラーメンを食べたくなるのか…一蘭のこと、おいしいと思ったことないんですがどうしてもラーメン食べたくて近くにあったのでたべました。どこで食べても一蘭でしかない。強いていうなら本社の下なので若干接客が丁寧な気がした…

 

計 約59,095円+友達と飲んだ代

総計

チケット代

観劇回数:8回 うちA席7回、B席1回

A席定価 13,800円 × 7回 = 96,600円
B席定価 9,500円 × 1回 = 9,500円
※さらにチケット取得にかかる手数料がかかっていますが、手数料加算できないおけぴを利用したり交換で1枚取得⇄2枚取得のものなどあり面倒なので今回は計算しません!

計 106,100円

地獄の大精算

計 約256,937円+α

バカなの?

2月にSHOCK出演が決まってから、お金をやりくりして当落の前に15万円を「旅費含む」として用意していた私ですが、10万オーバーしています………だから終わった今全くお金がなくて困ってるのか……ここに細かいコンビニやカフェ、フォロワーとのご飯代もかかっていたので、まじでバカとしか言いようがありません。そして食い過ぎである。

もし…もし来年以降、帝劇公演なしで地方のみだったとしてももっと節制したいと思います……という思いは、あります…思いは。

 

以上、具体的な金額を出したくなかった地獄の大精算でした(;_;)

 

 

Endless SHOCK2022 観劇レポ/解説と考察②

1幕だけで嘘だろ?ってくらい長くなってしまったので、続きです!

1幕の記事はこちら:

merxo.hatenablog.com

北山出ハケ
該当ステフォ(北山)
 2022年10月15日(土)23:59まで公式オンラインショップで発売中!

楽曲収録CD
も載せていますので参考までに~

2幕

Prologue

死への招待

1幕ラストの事故から1年後。コウイチはあれからずっと病院で寝たきりです。ヒロミツは毎日公演が終わった後病院に向かう生活をしていました。

雨の中、昔のことを思い出すヒロミツ。雨の中屋上で踊るコウイチを見て、もうついていけないところにいると感じたヒロミツ。「いつかは追い越したい、そう思いながらやってきた」とヒロミツはここで明言します。しかし追い越したかったコウイチの影はもうなく、闇の中。

「コウイチ、どこ行くの?」と問いかけるヒロミツはまるで子どもで、かつて屋上で感じた気持ちと同じだったのでしょう。

出:上手/雨の音が入って下手前にライトインしたら

ハケ:コウイチの心音止まり、「どこいくの?」のあとセンター奥、小迫りでダウン。

Dead or Alive

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

コウイチソロ。事故から1年、眠り続けているコウイチは生きているのか死んでいるのか、自分でもよくわかっていない状態を表す普通にカッケ〜曲です。普通にかっこいい。

Scene: 1 シェイクスピア・シアター

バッハミサ曲~マーラー 5番~ベルディレクイエム

該当ステフォ:(時系列的には28→47→30)
【No.28北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

【No.30北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア
【No.47堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

ヒロミツはカンパニーに「戻ってこい、戻って来れるものならな!」と言われ続ける悪夢を見ます。そしてシェイクスピアハムレット」のセリフが響く。極悪非道な人殺し、と言われ「人殺し…」と呟くヒロミツ。「裏切り者に死を」「違う、あれは事故なんだ!」と釈明するヒロミツ。しかしそこに「殺されたはずの俺は生きている」とコウイチが現れる。

ハムレットは、父を殺されたハムレットが父の死の真実をその亡霊から聞き、復讐のため狂気を装いそれを成さんとするお話です。

「満天の星よ、大地よ!この俺をしっかり支えてくれ」と、ハムレットのセリフが続く。「生か、死か、それが問題だ。どちらが男らしい生き方か」シェイクスピアに詳しくない人でもto be,or not to beという言葉は聞いたことがあると思います。(たきつの曲タイトルだしね)

「裏切り者に死を。…その胸に剣を!」

というセリフと共に音楽が変わり、ヒロミツはずっと「違う、待って、コウイチ」と繰り返しますがゾンビたちに捕まり、下手に連れて行かれます。

ここから「リチャード3世」のターン。

リチャード3世は家族をはじめいろんな人を殺してその王位を手に入れながらも、最期はその王位(国家)すら捨て馬を求めた悪虐非道のトンデモやばいやつです。途中で出てくるアン(リカ)のことも手に入れますが、最終的に殺します。

また、彼は「背中の曲がったヒキガエル」と言われるほど醜悪な外見でした。(諸々史実とは異なり、あくまでも物語の中の話です)それをジャニーズがやるんかい。

コウイチ扮するリチャードが芝居を続けます。そして下手で同じ服装をしたヒロミツをコウイチリチャードは襟ぐりを掴んで拾い上げます。「となれば心を決めたぞ。俺は悪党となってこの世の中のむなしい悲しみを憎んでやると同時に演じ、ヒロミツを舞台に投げ出すコウイチ。「続けろよ」と冷たい口調で言い放ち、自身は闇へと消えていきます。どうすればよいのか戸惑うヒロミツですが、覚悟をし「待て!」と、リチャードとして芝居を続けていきます。

亡き国王の棺と共に出てくる、リカ演じるアン。リチャードはアンの夫を殺しておきながら、「天に召されるに相応しい人間だったわけだ」などと言い放ち、さらに「あなたの夫を刺したのはこの私だ。だが私をその気にさせたのは、あなたのその天使のような美しさ…」とアンを口説きます。本来であればリチャードに押されアンはその手を取ってしまうのですが、リカはそうではない。夢の中ですらリカはヒロミツの手を取ってくれません。

「ねえ、ヒロミツ。見て。あなたがやったんでしょう?」

アンではない、普段のリカのように問いかけられ、置かれた棺が開けば、そこにはコウイチ。

有名な「怒りの日」のテーマに合わせ、亡霊が湧き出してきます。リチャードであることを忘れたヒロミツはその波に飲まれ、亡霊たちの中にコシオカやハラの姿を見ます。

(ここ、初期は左右に顔を振ってたのが後半は正面だけ見て名前呼んでましたね。一回間違えたからかな)

もみくちゃにされたゾンビを振り払おうと、剣を抜いた瞬間また「リチャード3世」に。「馬だ、馬をくれ!」とリチャードの最期のシーンになってゆきます。

「ここには人殺しがいる、それは俺だ!」と芝居を続けていきますが、亡霊たちに投げ出され剣を失い、ヒロミツに戻ります。その目の前に真剣を突き刺すコウイチ。「もう、やめて…」と弱々しく懇願するヒロミツですが、亡霊たちにそれを抜かされ、あの時のようにコウイチを斬り、刺してしまいます。また手を震わせ、怯えます。ヒロミツは棺に横たわるコウイチに駆け寄り「違うんだ、コウイチ、」と釈明を続けますが、亡霊たちによって闇へ連れ去られていくのでした。

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■ 楽曲の使用箇所について

コウイチ「その胸に剣を!」のあと

「バッハ ミサ曲 ロ短調」より、「Kyrie eleison」の冒頭部分

参考:1993 J.S.バッハ 「ミサ曲 ロ短調」 (Ⅰ) J.S.BACH 《MESSE IN H- MOLL》 - YouTube

コウイチ「やっと不満の夏が過ぎ~」

マーラー 交響曲 第5番 嬰ハ短調」より、第一楽章1:10ごろ~2:28ごろ

参考:マーラー 交響曲 第5番 嬰ハ短調 バーンスタイン Mahler Symphony No.5 Cis Moll - YouTube

リカ「ねえ、ヒロミツ。見て。あなたがやったんでしょう?」の後、棺が開き。

コウイチが再度ヒロミツに刺され。

ベルディレクイエム「怒りの日」より、冒頭部分~どこかで繰り返し用に戻ってるかと

参考:ヴェルディ《レクイエム》「怒りの日」ライナー指揮/ウィーン・フィル - YouTube

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出:Dead or Alive終わり、十字架の刺さった丘に板付き。(若干下手より、座り)
ハケ:コウイチ斬ったあと、センターで亡霊に担がれ奥へ、ハケ

Scene: 2 オーナーの劇場のバックステージ

Don't Look Back

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録(通常盤のみ)

はい、いまのシェイクスピアは全部夢です。

「今日もまた、夢を見た」と、眠りから覚めたヒロミツ。全てがマンハッタンの光の中に消えていく。

1幕の「Missing Heart」と同じメロディですが、コウイチのいなくなった今「俺の前から消えてくれ」なんてヒロミツは歌いません。自分のしてしまったことを事実として、このままステージに立ち続けるならば振り返らずにヒール、悪役のままでいなければならないと歌います。

出:コウイチの棺が時計回りに盆回転、上奥から盆きわきわに寝転んで登場
ハケ:DLB終わり、雨の中上手からマツザキが迎えに来て上手ハケ

想いは時を超え

DLBからの流れで、リカが歌ったあとリカの元に看護師がやってきて、コウイチのネックレスを手渡します。そしてリカに、コウイチの死を告げるのでした。
劇場のバックステージで、コウイチの死に涙するリカ。そこへやってきたオーナーと歌う曲がこの曲です。コウイチの死を悲しむ感じの曲。歌詞が公開されてないので曖昧ですが、「消えゆくいのち」「届かない声」…という感じの曲です。

そしてリカとオーナーが帰った後、暗くなった劇場にやってきたのは死んだはずのコウイチ。飄々とした態度で、ピアノの上に飾られている自分の写真を「まるで死んじゃったみたいじゃないか~遺影じゃないんだからさ」と笑います。そこに先ほど消したはずの部屋が明るくなっていることに気づき、「誰かいるの?」と恐る恐る入ってくるリカが、コウイチを見つけ、先ほど看護師から詩を告げられたはずなのに、目の前にコウイチがいることに驚きます。

コウイチが1年も病院で眠っていたことなどを伝えますが、肝心な"コウイチはもう死んでいる"ということは本人に伝えないリカ。半信半疑でコウイチに接し続けるリカですが、看護師から預かったネックレスをコウイチに手渡したとき、その手の冷たさに気づきます。そして、このコウイチは幻想であるということを確信したのです。

(リカとオーナー以外はみんな死の確定を知りませんが、"コウイチは助からない、目覚めない"ということは理解しています。そしてこの後出てくるカンパニーの人たちはコウイチの手の冷たさで死を確認していきます)(身体が動いてるのに…冷たい…?)

幻想でも戻ってきてくれたことが嬉しいリカがコウイチに抱き着いているそんなとき、ハラとコシオカが戻ってきます。「空気読めよ~」おちゃらけるコウイチですが、ハラ・コシオカはコウイチの姿が信じられない。「俺が渡した刀が本物だったなんて…本当にごめん」と謝るハラ。ヒロミツと同じくらい彼が一番悩んでいたのだと思います。コウイチは「あれは事故だから。まあ死ぬかと思ったけどね!…笑えよ!」といいますが、「笑えねえよ!」とハラ。そりゃそうなんだよね。そしてここでコウイチ本人は「事故だった」と思っていることが判明します。ヒロミツが自分のことを人殺しかもしれないと思っている中で、コウイチはそんなこと微塵も思ってないんだよな。ヒロミツには伝わらないですが。

New York Dream

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

そこでオーナーが戻ってきます。オーナーはコウイチの死を知っているにも関わらず、それを受け入れてその亡霊に「ねえコウイチ、久しぶりに一曲やらない?」と誘いをかけます。バックステージに残っていたコウイチのジャケット。ハットとステッキで、オーナーを交えてあの頃のように彼らは歌います。

一方、舞台奥の紗幕裏。インペリアルガーデンシアターでも、ヒロミツがこの楽曲を踊っています。彼のイメージとは似つかわない、白いハットと白い燕尾服(イブニング)。ステッキを持って笑って踊るヒロミツですが、幕が下りた瞬間そのハットを投げ捨てハケていきます。

インペリアルガーデンシアターで0番に立ち続ける重圧や、彼が思い描いていたステージではなかったのでしょう。小道具をぞんざいに扱うのはやめなさい。

(9/30、めちゃくちゃニヤニヤして上手から出てきたんだけどなに?!楽しそうなのはなによりなんだけどこの曲はちょっと違くない…と思ってしまいました)

曲が終わり、コウイチはオーナーの劇場でシェイクスピアが上演していること、ヒロミツがインペリアルガーデンシアターに残りひとりショーを続けていること、毎晩コウイチの病室の窓を見つめていたことを知ります。

ここでの彼らの言動が陽キャすぎて私には理解できないのですが、「また前みたいに元気づけてやってくれよ」「あいつのショー、もうすぐクローズするらしいんだ」「しょうがねえなあ、じゃあまた、ビシっと言ってやるか!」で、このあとのHigherに乱入していきます。陽キャすぎんか。「ビシっと言ってやる」って、今時そんなこと言うのは厄介な老害だけですよ、マジで……なんで元気づける=ビシっと言うんだよ。全員がつらい思いをしたから伸びていくわけじゃないんですよ。

出:オーナー「♪あのイエローキャブに」直後、紗幕裏、上手迫上
ハケ:曲終わり、上手

Scene: 3A インペリアル・カーデンシアター

Higher

該当ステフォ:【No.37北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

ライバルといえばこの曲ですよね!実質初見の私も知ってる有名な曲です。何で聞いたのかは覚えてないし、ライバルパートだけでHigherだと思ってました。コウイチパートもHigherなんだそうです。

ゲキダサ英字Tの上にレオパード柄のジャケットを着ているヒロミツが舞台奥、迫りの上で歌いだします。ヒロミツパートは短くて、迫りから出てくることもありません。

Get Dream成功で何もかも上手くやれる

No.1の輝きに誰もが嫉妬する
この場所に立つのは自分だけでいい

誰1人俺を超せない
止めてみろ止められるなら

自信満々のように見えて危うげに、インペリアルガーデンシアターの0番でヒロミツはそう宣言します。高らかに拳を挙げてキメるヒロミツ。曲が終わり予定にない曲が流れ、「おいヒロミツ、もう1曲やるなんて聞いてねえぞ」と言われますが、「俺だって知らねえよ。でも止めるな。続けるぞ」とShow must go on、ショーを続けようとします。自分たちの乗っている中迫りが下がるなか、真後ろの大迫りが上がっていくことに気づきません。ショウが「コウイチ…?」とその存在に気づき、コウイチとヒロミツは天地の図になり、コウイチは歌いだします。

そこが本当に目指した場所か?
その輝きが全てなのか?
そうじゃないだろ 気付いてるはずさ
何もかもが空虚 そうだろ?

まるでヒロミツの気持ちを見透かしたように歌うコウイチに、ヒロミツはジャケットを脱ぎ捨て下手のプロセニアムに拳をぶつけます。
驚くアンサンブルと、ヒロミツと一緒に踊っていたマツザキ・ショウ・リツキ・ハヤト。コウイチはアンサンブルを引き入れ、歌ってゆきます。

「手遅れになる前に 早く目を覚ませよ」「自分らしさそれ以上見失わないで」とヒロミツに向かって言ったり、挑発的な態度で。誰のせいでこうなったと思ってんだよ。
はじめはヒロミツを心配そうに見ていたショウたちですが、曲が進んでいくうちに、コウイチたちと一緒に踊りだしそうに目をキラキラさせていきます。それに気づいたマツザキは、彼らを送り出したあとにヒロミツにお前はいいのか?(ニュアンス)と聞きますが、ヒロミツはただマツザキの胸を押すばかりで、その誘いを断ります。そうか、とマツザキもコウイチたちに参加し、ヒロミツは下手で一人きりになってHigherを見つめることになります。

公演前半、ヒロミツはマツザキたちを拒絶し、この空間に絶望しているんじゃないかな、という風に見えていたのですが、後半になるにつれて"憧れだった"コウイチの姿、"戻ってきた"コウイチへの諦めと今自分が手に入れた場所への執着、行き場のなかったやるせない想い全部がごちゃごちゃになって一つも受け止められなくて、ただそれを見ているしかできなかったのだなと感じるようになりました。

また、公演後半はマツザキが比較的早くヒロミツの元を去ってしまい、再度輪の中から誘ってくれるのですがヒロミツはそれを断った後、何かを言いかけるように輪に向かって一歩踏み出していました。しかし伸ばした手は何もつかめず、戻ってきてくれ、とも俺も一緒に、とも何も言えず、ただ拳を握りしめ戻っていきます。

それを駆け付けたリカに見られる図というのは、ヒロミツが見せたくなかったであろう、ステージに立てない、もっとも情けない姿でした。

初見は本当にここ見てるのがきっつくて、なんで1年必死に守ってきた場所をこんな簡単にぶちこわされなきゃいけないんだろうってずっと考えていました。

コウイチはこれまで誰にも裏切られたことはないし、俺がいなきゃカンパニーはやっていけないし、カンパニーも俺に絶対ついてくると思ってる。だからオーナーに「ヒロミツはコウイチのことを待ってあそこにいるんじゃないかしら」って言われて真に受けて「俺のこと待ってたんだろ」って言えちゃうんですよね。心底うらやましいです。

出:コシオカ「マツザキが間に入ってくれてるけど…」らへん、紗幕奥上手最奥

Scene: 3B バックステージ

Japanesque (Underscore)~Don't Look Back (Underscore)

Higherが終わり、コウイチが再開したマツザキたちとハイタッチを交わします。そこで手の異常な冷たさに気づく面々。まさか、とコウイチを疑いマツザキが声をかけますが、コウイチは上機嫌でヒロミツに話し始めます。

「お前らのショーもうすぐクローズするんだって?」マツザキ「そう、だけど」
なっさけねえなあ」
ショーがクローズする話題になったとき、マツザキは必ずヒロミツを一瞥してからそれを肯定します。その演技、めちゃくちゃいいな…マツザキがきちんとヒロミツを見てきたということが伝わって最高です。まあもしくは、ヒロミツの爆発を警戒しているのかもしれないのですが…

「おいヒロミツ、いつまでそんな顔してんだ。お前がそんなんだからショークローズするんだろ」「でもお前、俺がいつ戻ってきてもいいようにずっとここでショーを守り続け」「うるせえんだよ!」

ヒロミツは、①お前がそんなんだからショークローズする ②俺がいつ戻ってきてもいいようにの2点で片方ずつ拳を強く握りしめていきます。ヒロミツは我慢して我慢して、爆発したあと全部悲しくなっちゃうタイプ。

「コウイチのすごさは俺が一番よくわかってるよ。俺は何をやってもお前には勝てなかった…いつもそうだよ……お前さえいなければ……何しに戻ってきやがった!」

直前まで泣きそうだったのに、強がってコウイチに強く出るヒロミツ。コシオカたちに咎められますが、「言わせてやれ」と上の立場丸出しのように言い放つコウイチ。

そしてヒロミツから、衝撃の告白がされます。

「ジャパネスクのとき、予備の刀を本物に替えたのは 俺だよ」

このとき、一番衝撃を受けてすぐに詰め寄ったのはハラ。そう、彼もヒロミツと同じく罪悪感に苛まれ1年苦しみ続けてきたのです。ヒロミツはそんなハラを押しのけ、その目論見の目的が何だったのかを話し始めます。ヒロミツの計画では、真剣が出てきた時点でショーをストップさせ、コウイチの「Show must go on」という信念を守れないようにするはずでした。そのあとの事故は計画にないことだったのです。

「俺たちさあ、みんな仲間じゃなかったのかよ!」
「仲間?…ああ、そうだよ、仲間だよ」

このヒロミツの「仲間だよ」という返し、公演初期の小ばかにしたような態度から後半は「仲間」というワードを噛みしめているように変わっていたのが印象的でした。初期のヒロミツは己のエゴのために突っ走って、コウイチを追い越したくても追い越せないことにいら立ちを感じ事故を引き起こすし2幕で孤独になってなりふり構わず告白もしていたのですが、公演後半のヒロミツは、これまでの思い出も自分の汚い感情も罪も全部ひっくるめて受け止めて壊れていくような、人間的になっていたような気がします。

ヒロミツは巻き込むようにリカはいつまでもコウイチに振り向いてもらえていないことを指摘します。リカは「私はコウイチについていくだけで幸せなの」「ショーに突き進んでいくコウイチの姿が好きだから」と、いつまでもいい子ちゃんのようなことしか言わない。「いつまでも自分の気持ちに嘘ついてんじゃねえよ!」これまでリカがコウイチに本当に好きだと言わなかったことと、ヒロミツがこんなにも直接リカに伝えてきたことの明確な差がここに出てきます。

「誰にも振り向いてもらえない気持ち、俺にはわかるんだよ…」「俺も、お前(リカ)も、犠牲者だ。俺たちみんなそうじゃねえのか?!」
「そうじゃねえだろ!」
と一蹴するマツザキ。ヒロミツに、「コウイチは俺に、何があってもヒロミツのそばにいくれって……いつだってお前のことを気にかけてたんだよ!」と告げます。コウイチの想いに気づけていなかったヒロミツ……の図にしたいところだと思うのですが、果たしてこのマツザキの言葉は優しい一言だったのでしょうか。
ヒロミツだって、マツザキが事あるごとにヒロミツを支えようとしてくれていたことに全く気付いていないわけがありません。その中で、少しでも自分についてきてくれている人間がいるのかもしれないと思うこともあったでしょう。ただそれが、全てコウイチの指示のもとだったとしたら?マツザキは、コウイチにあの時ああ言われなければ、今日までヒロミツのそばにいたのでしょうか。
私はこれは伝えないほうが優しい選択だったと思います。Higherで結局ヒロミツの元を離れてしまった以上、結局ヒロミツは孤独だったのですが、事故があってからの1年間、マツザキがヒロミツについてきてくれたことは事実でした。

「俺…もう、疲れたんだよ」

おもむろに短剣を取り出し、カンパニーに突きつけるヒロミツ。そして駆け出して、リカにその短剣を握らせるのです、リチャード三世のように。好きな人の手で自分を殺してほしい、せめてもの救いだと思って…と覚悟し懇願するのです。

しかしリカは、思いもよらぬことを話し始めます。

「コウイチが戻ってきて、またみんなが一つになったらいいなあ、って思った…たとえそれが幻想でもそうなったら幸せだな、って…思った」

幻想?と疑問を抱くコウイチに、リカは「あなたは病院で息を引き取ったのよ」と真実を伝えます。にわかに信じられないコウイチに、リカは持っていた短剣を突き刺すのでした。血も流れない、痛みもないコウイチ。カンパニーは、疑いを確信に変えていきます。ただ一人、ヒロミツを除いては。コウイチが帰ってきて、誰よりもうれしかったのはヒロミツだったのだと思います。オーナーに縋り、コウイチの死を受け入れられないヒロミツに、全てを理解し諦めたコウイチが声をかけます。

「あの時、あの状況でお前はショーを続けたんだよ」「対応できなかったのは、俺のほうだ」力なく首を振るヒロミツ。「お前はもうショーを続ける強い心を持ってる」「

もう自分を殻に閉じ込めるのはよせ」

ヒロミツは初めてコウイチの手を握り、その冷たさに驚きます。しかしすぐに握りなおして、またコウイチのショーに出させてくれないか、と嘆願するのです。そして、ONEDAYへ…。

「もう自分を殻に閉じ込めるのはよせ」ってセリフへの解釈がまだあまりできていなくて、コウイチの後ろを走ってきたつもりだったヒロミツが、他の道を知らないばかりにどう走ったらいいのかわからなくなってしまった状況に対してなのかな。有識者いたら教えてください。

ONE DAY (reprise)

カンパニーの原点、幼いころ夢見たあの景色を全員で再確認するかのように歌うONEDAY。歌っているヒロミツはきちんとコウイチの死を受けとめていて、ヒロミツ自身が幼いころの気持ちに戻ったような印象でした。

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

ハケ:ヒロミツ「行くぞ!」直後暗転、下手

Scene: 4 It's A New World On The Earth

New Show Introduction

たぶんアンサンブルの白い仮面が光ってるやつですね?近くで見たら蓄光とかではなくおでこの部分に発光体が入っているように見えました~ジャニーズあるあるのMASKにつながるようなパフォーマンス。

MUGEN(夢幻)

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

今回のビジュアルにもなっている、白衣裳のコウイチと赤い布。普段のフライングとは違って握りしめた布と若干腕に引っかかっている部分だけで身体を支えて飛ぶの、とんでもないな~……「シルク」って書いてあるバミリがあるのがツボでした。かわいい。

USA TAIKO

該当ステフォ:【No.38北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア
【No.48堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

シルクフライングを終えたコウイチはコシオカたちと踊ってゆき、下手からヒロミツが現れます。なんやかんや手がメインの細かい振りを踊ったあと、ジャニーズ名物・和太鼓のパフォーマンスがはじまります。光一くんのインスタのストーリーに北山くんが変なTシャツ着て映ってた、あれです。

太鼓パフォーマンスの直前にはコウイチとバチを交わしたりアイコンタクトしたりと、これまでのコウイチとヒロミツのパフォーマンスではあまり見られなかったところが目立っていました。

太鼓終わったあとヒロミツは上手2番くらいで踊るのですが、ピルエットが最高!がしがし回ってるの久しぶりに見ました。

出:コシオカたちがハケたあと、曲調代わり、下手2袖より。
ハケ:曲終わり、上手。

Ladder Flying

該当ステフォ:【No.29北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

和太鼓チームやUSA、ショウ・リツキ・ハヤトたちが和太(楽器)を鳴らす中に、コシオカ・マツザキ・ハラが登場し生たすき掛けをします。そして舞台奥からマスクを着用したコウイチが出てきて、客席上空に現れたラダーに飛び乗ってゆきます。いつの間にか幕は閉まっていて、次に空いた時に圧巻で和太鼓が並び叩かれている!というやつ。

ヒロミツは1列目のセンターで、常にフライングしているコウイチを見つめています。ずっと見てるので、コウイチへのピンスポットライトが重なってまぶしそうにすることもしばしば。まぶしそうな顔、普通に北山くんの顔だ……コウイチを見てるんですが、どこか普通に北山宏光として見ているようで、不思議な時間でした。

他の方の考察の中にはいつ消えるかわからないコウイチを見逃すまいとコウイチをずっと見てた、という解釈の人もいてなるほどな~と思いました。

出:ラダーフライング中、コウイチが上奥側のラダーに飛び乗った後舞台上の幕オープンで板付き。最前列センター。

インターミッション

該当ステフォ:【No.35北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

ヒロミツとリカの日舞タイム!帝劇でSHOCKを上演しているころから稽古開始したという北山くん、初期は日舞から始めたりしていましたね。扇を使ったり馬鹿デカ紐をかついだり、たくさん稽古したんだろうな~

マスク

KOICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」収録

結構シュールな傘フライング。身動き取れなそうなところを見ると、仕組みは2017アリツアのOneKissみたいな感じでしょうか。なんか傘フライングの直前にヒロミツが喋ってるように見えた回があってトラブルかな~とも思ったのですが何もなく飛んでよかったです。

ハケ:コウイチの傘フライング整ったら。上手。

夜の海

該当ステフォ:【No.44堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

はいJr.時代の北山くんが好きなオタク集合!北山くんがバックと同じような衣裳(若干装飾多いけど)着てほぼ歌わずに踊ってるぞ!集合!

振付が全部天才だし、上手でほかの人たちの間から出てくる構成も最高。もはや喋ってることよりも振りに超興奮してました。既にデビュー12年目を迎えてグループのセンターも舞台で主演も経験している北山くんが、スターの後ろで黒い衣装を着て踊ってる。昔帝劇や新橋演舞場で観てきた北山くんのようで、なつかしさMAX……そして踊っている北山くんはバックのころによくやっていた表情からああ最近の北山くんっぽい、1列目を知ってる表情もするので、昂る感情を抑えられませんでした……最高。

「♪そっと風が」「♪問いかける」の間の斜めになる振りとか、「♪昨日の自分に別れを告げて~」の顔の前で腕を振る振りとかすき。あとラストのほうで後ろから歩いてくるとことか。

「俺は俺のやり方で前に進むために必死だった。でも進むどころか、行先さえも見失っていた。今立ち止まったらそこで終わりが来てしまう…お前が言っていた言葉の本当の意味、やっと分かったなんてな」「傷つくことを恐れて立ち止まっちゃいけない」

立ち止まったやつは切り捨てられる、と思っていたヒロミツが、コウイチの死を受け入れて、立ち止まらずに進み始めたことがわかるセリフですね。切り捨てられるコウイチの後ろから出て、これでやっと自分のやり方を見つけられたのかな……

「私、間違ってないよね?これでいいんだよね?」っていうリカ、まだ自分の気持ちに自信が持てないんかよ。大丈夫だよ、って守られてきた人生だったんだろうけどそろそろ切り替えていかないと彼女は生きづらそう。Eternalではどうなってるんだろ……

出:コウイチ「♪ゆっくりと歩いている」、上手3袖?もう1枚奥かも。
2023帝劇公演、「♪波際をただひとり」くらいには出てる
ハケ:曲終わり、上手。

大桜

該当ステフォ:【No.39北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」収録

コウイチは夜の海が終わって、消えた……っていう認識で合ってますか?

最後にコウイチが立っていた場所にはリカがあげたネックレスが残っていて、それに気付いたヒロミツはそれをリカに返す。そのときのヒロミツの目がすごく優しくて切なくて、リカへの気持ちはもう諦め…というか、封印したかのように見えた。あと毎日丁寧にネックレスが一直線に置いてあったの偉いなと思った。(ヒロミツが拾い上げたときにクロスのペンダントトップが揺れるように見えなきゃなので)ヒロミツが金具部分取りやすいようにしてるのとても良いです。

そういえば9/28に出てきたはいいけどジャケットのボタン押さえながら出てきたの草でした。間に合わなかった?外れちゃいそうでした?

あとみんなが白い衣装でターンしてるとき、布が擦れあう音が聞こえてくるの最高。

そしてヒロミツがあの頃の自分たちを思い出したとき、オーナーがコウイチに語り掛けます。後ろではマツザキが心配そうにヒロミツのことを見つめていて、ヒロミツが振り返った瞬間、微笑むのが印象的でした。

「あなたは最後まで一人じゃなかった。コウイチ、ありがとう」

ん~ヒロミツは?孤独だったヒロミツは、救われてますか…。リカに殺してもらうしか救われないと思っていたヒロミツは、憧れでライバルだったコウイチの死を受け入れ、リカへの想いを封印した今、孤独じゃないんでしょうか…。また走り出したヒロミツだけど、このカンパニーでコウイチの代わりにはなれない。私個人としては、ヒロミツが完全に救われてまたショーを楽しめるようになったとはまだ思えていなくて…Eternalで回収されていることだったらすみません。

出:女性アンサンブル(コウイチに一番近い上手側の人/富田亜希さん)と入れ替えで上手1袖

Scene: 5 フィナーレ

CONTINUE

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

コウイチは消えたはずなのに…幻想とみんな歌っている…?

基本的にはフィナーレなので、あんまりコメントはないんですけど…北山くん、ずっと姿勢よく揺れずに立ってたのでまじで体幹スゲ~って思ってました。

ラストでヒロミツが舞台奥にコウイチを追いかけるシーンは、成仏したよ…って見せ方だったのかな…?天にのぼっていくのを感じた、ような。

ハケ:曲終わり、暗転。上手ハケ

カーテンコール

Curtain Call

該当ステフォ:【No.46堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

さて、カーテン(緞帳)が閉まっていないのにこのパートをカーテンコールと呼ぶことにいささか疑問がありあんまり好みではないんですけど、カーテンコールっていうシーン名なのでしょうがないです。

ラストのショーでずっと北山くんの話をしてましたが一応ずっとヒロミツなので、ここでオープニング以来北山くんがいつもの北山くんの表情をしていてめちゃくちゃ安心しました。あ~知ってる人だ~…みたいな。ホーム。

そして毎度全体呼び込みのあとに光一くんとこそこそお話して笑ってたのかわいかったですね!そんな毎回笑えるほどおもろいことある?

スタオベのあと幕の奥に消えていく北山くんが声に出さずに「(あざました~)」ってするの大好きでした。

出:光一くんの呼び込みで1番はじめに。上手1袖。

(後輩たちと共にセンター奥階段→下手ハケ。各キャスト紹介後、全体呼び込みで下手より出。)
※2023/3/2 出ハケ修正しました!すみません;
ハケ:舞台上に残ったまま幕ダウン。

SHOCKを終えて

というわけで、2幕もクッソ長い文章を書いてしまいました。

改めて、Endless SHOCK2022、全30公演お疲れ様でした!
ジャニーさんに初めて見せてもらったジャニーズの舞台がSHOCKだったと言っていた北山くん、いろんなところで演じる側の大変さと驚きを語っていましたが、終わってどうだったかなあ。どこかで感じたことなどたくさん聴けたらうれしいです!

おたくは財布と神経をすり減らす日々でしたが、博多で北山くん演じるヒロミツと出会えたこと、幸せでした。ヒロミツのこと、救いたかったな…

例年通り来年春にも帝劇で上演されるのかな?そのときのライバル役は誰になるのか今から楽しみです。(正直キスマイ前3人中2人、藤北が舞台班になっちゃうのはありえなさそうなので帝劇出ちゃうと過去の例から数年は固定化されそうだし、続投なさそうだな~とは思ってますが…)
とは言いつつも北山くんはジャニーズ舞台向きなので5年に1回くらいでいいのでジャニーズ舞台出てほしいなあと思う所存なのでした。前回は2015年だったしね…

近日中に公開するであろう地獄の大精算・遠征記も見てくださったら嬉しいです~ では!

Endless SHOCK2022 観劇レポ/解説と考察①

9月6日から10月2日まで、福岡・博多座にて上演されていた「Endless SHOCK2022」を観劇してきました。

わたしは過去2012年・2015年と2度SHOCK本編を観劇したことがあったはずなんですが、ほとんど忘れていたため何となくあらすじと曲は知っている…という状態で観劇しております!

1ヵ月の公演期間は長く、何度も博多に足を運ぶ羽目になりましたがそれはまた別の話、遠征記はいつか書きます。

まずはSHOCKって一体どんな話だったっけ?というところから、公式パンフレットのMusic Listをもとに、1シーンずつレポと解説をしていこうと思います!

ついでに
北山出ハケ
該当ステフォ(北山)
 2022年10月15日(土)23:59まで公式オンラインショップで発売中!

楽曲収録CD
も載せていますので参考までに~

あらすじ

ニューヨーク、オフ・ブロードウェイ・シアター。
この劇場には、溢れる才能とステージへの情熱を兼ね備えた若きスター・コウイチがいた。彼が辛いるカンパニーが作り出す舞台は、連日大入り満員。
無事千穐楽を終え、打ち上げが行われているバックステージにもキャストとスタッフの笑顔が清ちている。


そこで早速「今度はシェイクスピア劇をやってみたい」と次の構想を語るコウイチ。
それに対し、ヒロミツは「俺たちが目指しているのは華やかなショーだ」と反対する。
ヒロミツは、このカンパニーのナンバー2。その上、彼が恋をしているオーナーの娘・リカがコウイチに想いを寄せているため、何かにつけてライバル視しているのだ。
そんな2人のやりとりを見て、「答えは急がずゆっくり考えればいい。私は、いつでも協力するから」と取り成すオーナー。子供の頃から彼女の温かいまなざしで見守られ、メンバーは心をひとつにして作品作りに励んでいたのだった。


翌日、ニューヨークの街中で、彼らは自分たちのショーが絶賛されている新聞の劇評を目にする。大劇場への進出の予感に沸き上がるメンバー。そこにオーナーが現れ、実は、前日ブロードウェイのインペリアル・ガーデンシアターから誘いがあったことを告げたのだ。ヒロミツを筆頭にチャンスの到来を喜ぶメンバーのかたわらで、一抹の不安を抱くコウイチ。だが、最後はコウイチも「それでみんなが何かつかめるなら」とプロードウェイの舞台に立つことを決めるのだった。


それから半年後。インペリアル・ガーデンシアターでは、コウイチたちの新しいショーが上演されていた。
だが、二幕「Japanesque Show」を控えた楽屋は不穏な家囲気。
ヒロミツが一幕でミスを犯したスタッフをどなりつけていたのだ。
「どう責任を取るんだ」と詰め寄るヒロミツに「何があっても、それに対応するのがプロ。必ずショーは継けなくてはいけないんだ」と意見するコウイチ。激しく対立する2人に、カンパニーの中にも「もう一度オフ・プロードウェイに戻ろう」と言い出す者も出てくる。
以前は、あんなにもまとまっていたメンバーの気持ちは、いつの間にかバラバラに。
みんなの心がすれ違ってしまったまま、二幕の開演を告げるブザーが鳴った…。

(公式パンフレットより引用。10月15日まで公式オンラインショップにて発売中

さて、さらにこのコウイチたちのカンパニーはリカを除いて孤児が集まってできた集団だという設定があります。「子供のころから温かいまなざしで~」というのは、オーナーがカンパニーの面々を育ててきたという意味合いがあります。

この設定が今年はパンフレットに記載されていない上に、セリフでの解説もありませんのでちょくちょく「あれ?幼馴染なのかな?」と思われる方も多かったかもしれません。

ジャニーズ舞台なので、説明不足ばかりで初見だと自分の中できっとこうなのだろう、と補完していかないと追いつけない部分がたくさんあるかと思います…(後述しますが…)

それではオープニングから作品をなぞっていきましょう!

1幕

Overture

SHOCK OVERTURE

クリエイティブスタッフ、キャストの名前が映像で映し出され、電飾によりSHOCKの文字が浮かびあがると幕が上がります。

ジャニーさんはもちろん、おなじみ振付師のトラヴィス・ペイン氏など、これまでの長い歴史の中で様々な人が関わって作り上げてきた作品だということがよくわかりますね…

Scene: 1 SHOCK OPENING

OPENING CONTINUE

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

光一くんの姿が見え、その後ろで勢いよく立ち上がるカンパニーの面々。

堂本光一です」「まもなくみなさんをSHOCKのストーリーへとご案内します」というご挨拶があることから、このオープニングはコウイチ・ヒロミツたちのショーではなく、Endless SHOCKカンパニーそれぞれによるショーだということが分かります。

ってことは脳死で北山くんかっこいいって言っていいんだ…!!あーちゃんさん(綺咲愛里さん)のエスコートをしたあと、降りていくさまを見て微笑んでいる様がめちゃくちゃいい。止めの振付も多いので、これまで培ってきた体幹の強さが出ていて「っぽい振付」ではないですが北山くんだ~;;という超感動タイム。

紗幕が下りて、映像が入ってもきちんと顔作ったまま立ってるのえらいです。(当たり前)

出:舞台上/光一くんの真後ろ
ハケ:曲終わり、紗幕映像裏/上手

劇場への誘い(オーナー挨拶)

オーナーの島田歌穂さんが、カンパニーが上演している場所が『オフ・ブロードウェイ』であることや、オフの代表作として「RENT」(東宝がクリエで来年3~4月に上演しますね!)「コーラスライン」「ディア・エヴァン・ハンセン」(2021年に映画が公開されてましたね!こちらは日本未上陸です)などがあることが紹介されます。「ディア・エヴァン・ハンセン」の部分は、過去の上演のときは違う作品名だったらしく、ブロードウェイの最新事情を組み込んできているのはとてもいいですよね…なじみがあるかどうかは別として…

「今日は我々カンパニーの千穐楽というセリフで、オフ・ブロードウェイの劇場でコウイチたちのショーが始まります。

Scene: 2 Of Broadwayのショー

So Feel It Coming

KOICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」収録

暗転し、まず見えたのはスタッフ(役)…?!「2番フライングレールにトラブル!コウイチさん、上空にスタンバイできません!」。本来であればここはコウイチは客席頭上にフライングしている状態から登場する楽曲ですが、コロナ対策演出(全編通して客席頭上で生歌唱を控えていたようです)としてカット。落ちそうになるトラブルの演出を逆手に取って、フライングスタンバイできない、というトラブルにして「大丈夫!ショーを続けよう!」とコウイチが舞台上に登場します。

舞台上で歌唱したあと、おなじみの面々・コシオカにセッティングされ客席へと羽ばたきます。

The Company

恐らくここはずっとInstの部分で合っていると思うのですが…有識者がいたら教えてください。コウイチとヒロミツが暗転で入れ替わり、若手の子たちと共に踊っていきます。途中から鮮やかな黄色いドレスでリカも登場し、ヒロミツの表情も柔らかくていいですね!!ここまでで開演20分近く経ってますが未だにソロパートが聴けてません。

出:舞台上センター/コウイチと入れ替わり
ハケ:リカ出てきた後、曲終わり/下手

NEW HORIZON

該当ステフォ:【No.40北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア
【No.45堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track」収録

ジャニオタをしていれば、これまでに1度は聴いたことがあるのではないでしょうか…?思わず手拍子をしたくなる、楽しい曲です~!

リカとコウイチ2人で踊った後、SHOCKといえば!な赤いスポーツカーが空を飛んだりして(意味不明なのでスルーします…きっと「お金がかかっていて、こんなこともできるんだよ!」という表現のひとつだと思いますが、昔からある演出=ジャニーさんのトンチキ発想だと思っているのでスルーします、してないけど)カンパニー全員登場し、恐らくこれがエンディングだったのでしょう、舞台奥が客席に切り替わって幕が下ります。

出:リカが一旦ハケたあと、コウイチソロのNEW HORIZONの1サビ終わり/緑幕の裏、下手3番最前列

Scene: 3 劇場のバックステージ

Yes, My Dream

該当ステフォ:【No.31北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

ここからはカンパニーのオフの場面です!オーナーが「千穐楽」と言っていたように、みんながそれを祝うように大喜びしています。スタッフ役の人も加わって、とても良い雰囲気のカンパニーなんだろうな、というのが伝わってくる曲です。

そしてやっとヒロミツのソロパート!

俺がステージじゃPerfect!

みんなついてこいよ

任せてくれよEverything

たとえどんなときも

俺は最高!

と、かなり自信家なパートを普段のグループ活動では聴いたことのない歌唱方法歌い上げるヒロミツ、もとい北山くん。途中歌いづらそうになる日もありましたが、この歌い方がうまく身に付けばアイドル活動で歌いづらそうだった部分も減っていくと思うので、ぜひぜひモノにしてほしいです…!

木箱に座って上手であっちむいてホイしたり、リカの「あなたの輝く瞳に~」の裏で投げキッスしてたりたのしそうでかわいいです。投げキス正面向かってやれ!!!

オーナーが来てセンターでみんなで集合写真撮るポーズみたいになってるとこ、毎回コシオカと遊んでましたね~笑 突然跳ねだしたりするので、後ろのアンサンブルのお姉さんがびっくりしててかわいかった(かわいそうだった)です。笑

ここでコウイチが次のショーにシェイクスピアを考えている、と話すとヒロミツは笑って反対します。しかしオーナーに宥められ、納得はしていないもののこの場で話すことでもないかのようにその場を立ち去ります(というか、次の曲への流れですが)

憧れMy Dream

リカが「今日こそ伝えよう 私のこの想い」と歌いだす傍ら、ハラ・ショウ・リツキ・ハヤトたちとヒロミツは身なりを整え、ダッセェ指輪をリカに渡すシュミレーションをしています。この中ではショウが一番ヒロミツ→リカを面白がってるみたいで、わいわいヒロミツにはっぱかけてます。

ここでちょっと気にしてほしいのですが、リカはコウイチへの想いを「あなたへの憧れ」と表現し、ヒロミツはリカに対して「この世で一番君を好きなのは俺!」と直接的な言葉で表現しています。リカからコウイチへの想いというのは、本編中にリカ本人から「(恋愛対象として)好き」と表現されることはありません。リカからコウイチへの想いとして、最後まで考えていくポイントのひとつになるのでぜひ覚えていてください。

リカはコウイチに、ヒロミツはリカに贈り物をしようとそれぞれを追いかけますが、ヒロミツはオーナーにダッセェ指輪を間違って差し出してしまい、見つかってしまいます。オーナーは「うちの娘とどういう関係なの?」と問いただしたりしますが、ヒロミツがハケたあとも「あんな指輪でうちの子を落とせるなんて思ってるのかしら」と言っている表情はわりと柔らかく、かわいい娘を大切に思っている気持ちもありつつ、ヒロミツの気持ちをあたたかく見守っている様子が伝わってきます。

そして怪しげな男性が登場し、オーナーに声をかけます。「ブロードウェイ プロデューサー」ってどんな肩書だよ!彼はコウイチたちのショーを気に入ってオーナーに声をかけたのでした。

ハケ:上手

Scene:4 劇場の屋上

ONE DAY

該当ステフォ:【No.36北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

アンサンブルの方々のしなやかな身体が美しくてめちゃくちゃ1階見てしまう曲。

リカがさっき渡せなかったネックレスをコウイチに渡すのですが、千穐楽のお祝いに」「みんなの感謝の気持ちよ」と、あくまで自分1人で用意したものではないと取り繕います。(セリフ後、コウイチと2人きりでなくなったという点もあるかもしれませんが…)

その様を見たヒロミツは、リカに渡したかった指輪をそっと胸ポケットにしまいます。カンパニーのみんなの前では、「いつものヒロミツ」みたいな顔をして。

コウイチの「この町の中に、夢も希望も、挫折もある」というセリフの中で、"挫折"というキーワードを聞いた瞬間ヒロミツの表情が変わり、リカへの気持ちとは違う、これまでこの町で過ごしてきた思い出だけでなく今も抱えているコウイチへの嫉妬、憧れを思い出したのだと感じました。

ここで表情を変えるというのが公演通して一貫していたので、演技プランとして大事なポイントの一つだったのだと思います。北山くんのこういう顔が好きです。

曲終わり、マツザキとこそこそリカへのアプローチ(肩に手を回す)を画策してわちゃわちゃしてるのはかわいかったですね~!あれ北山くんの悪いとこでてます。(つまんないとこ…)あーちゃんと打ち合わせしてるのかしてないのかよくわからないくらい嚙み合ってない日もありましたね…笑

また、上手→下手の日替わりシーンも日々オタクが楽しみにしていましたね!北山くんのお誕生日やTravisのデビュー決定が話題になったり、ヒロミツだけローラー履いてるので速度ネタだったりみんな楽しそうでした。

出:上手屋上/リカのセリフ「私たち、この町で生きてきたんだね」の直後
ハケ:オーナーがコウイチだけ残るように指示したあと/上手
屋上でオーナーが1人になったあと、1階部分で上手→下手ローラー移動あり(内容日替わり)

Scene:5 ニューヨークの街

It's A Wonderful Day

該当ステフォ:【No.27北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

ブロードウェイの街って朝から遊べる街なんですか?1日観劇しようよ!ってことなのかな……と思いつつ、ヒロミツのクソダサハートスーツが見どころのこの1曲。

このハートスーツ、だっせえな~とは思っていたのですが背中中央の生地のつなぎ目がかなりハートの模様に気を使って縫い合わされていて感動しました。仕事が丁寧。

またしてもヒロミツは指輪を振り向きながら差し出すのでリカでなくコウイチに差し出してしまうので、行き交う人々に奪われてしまう(コウイチがふざけてあげちゃう)のが不憫で愉快でした。

公演前半では「あの指輪高かったんだぞ!」「高かったのに~」など、値段についてコメントすることが多かったのですが、後半では値段については何も言わなくなってましたね。指輪が返ってきたあとも、「よかった~」だけになってた印象です。

エストサイドストーリーのようなダンスバトル。ジャニーさんイズムですね~… アクロバット的な動きが多いヒロミツなので、ハートスーツはかなり動きやすい素材で作られているんだろうなと思います。

ストリート・ドラムの演奏があり、カンパニーの面々や行き交う人々はドラムの演奏(とストンプ的な動き)に夢中になりますが、ヒロミツは笑うのみで最後はドラムから離れていくのが目立ちます。

出:カンパニーの面々がサビを歌った直後、舞台後方パネル奥下手

夢のその先

該当ステフォ:【No.41堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

コウイチがCONTINUEのフレーズを思いつき、みんなで歌ったところでコウイチの顔写真が載った新聞に気づくカンパニー。

新聞には「新しいスターの誕生!」と。ここ、ヒロミツのパートなのですが真後ろにいるマツザキも口パクでそれを読んでいるのがかわいかったです。

新聞を読み、メジャーデビューできるかもしれない!と喜ぶ面々の中で、「俺がもっと光を浴びるチャンスだ」と野心を抱くヒロミツ。

コウイチがさっきのパーカッションの人をカンパニーに入れたら何か面白いものができるんじゃないか?と提案しますが、ヒロミツは「今でもこんなに認められてるんじゃねえか、俺たちだけで十分」と一蹴します。

ヒロミツはコウイチに「ライバルが増えちゃうのが怖いのか?」とからかわれ、思わず「俺にとって(チャンス)」と答えてしまいます。慌てて「俺たちにとってチャンスなんだよ」と言い直しますが、一瞬微妙な雰囲気に。コウイチを追い越したい、もっと注目されたいという想いだけが先走っているのがよくわかります。

するとオーナーが現れ、昨晩ブロードウェイのプロデューサーから誘いがあったことを告げます。さっきまでのスタンドプレーとは打って変わって、ヒロミツはカンパニーの面々と一緒に喜びます。

しかしリカが、「これもコウイチのおかげね」と余計な一言。コウイチが注目され、コウイチがいなかったらここまで来れていなかったことはカンパニーの誰もがわかっています。しかしヒロミツにとっては、わざわざそれを口に出されることが嫌なのです。ましてや想い人が自分のことなんて見ていないというのがまざまざと分かります。

一方のコウイチは、「大劇場がいいとは限らない。オンの先に何が見えるのか、それを考えなきゃな」とつぶやきます。その言葉に、ヒロミツは「コウイチは行きたくないの。だったら1人でシェイクスピアでもやってろよ」と、ふざけた口調で返します。内心では"俺の最大のチャンスで、カンパニーの殆どがやりたいといっている大劇場でのショーをコウイチの鶴の一声で断ってたまるか"という想いが見て取れます。

しかしリカが(すでにお気づきかもですが、リカは基本ずっと厄介です)「何言ってんの、コウイチがいなかったらはじまらないでしょ」とヒロミツがめちゃくちゃ言われたくなさそうな言葉をかけるのです。案の定、それまで軽い口調でギリギリ笑っていたヒロミツはキレてしまい、リカに大して「お前は黙ってろ!」と強い言葉を投げかけてしまうのです。リカはちょっと驚いたような、ショックを受けたような顔をしてますがさすがにいい年齢なんだしヒロミツの恋心に気づかないにしてもライバル心には気づいて言葉を選んでほしいものです。

キレたヒロミツに対して、コウイチは「お前は大劇場に行って何がやりたいんだ」と優しく聞きます。ヒロミツは「俺は俺のやり方で前に進んでいくんだよ」というあいまいな回答しか返しません。ほかのシーンに比べて、ここだけコウイチとヒロミツが一緒に育ったことがわかる兄弟関係のようなものが垣間見えます。

ただ彼らはもういい大人なのです。コウイチにはまだヒロミツが自分の後ろをついてくるかわいい弟分のように見えているのかもしれません。「周りが見えなくなったらおしまいだぞ」とヒロミツに声をかけ、ヒロミツは新聞を投げ捨て帰ってしまいます。

このヒロミツの行動は幼稚ですが、実はヒロミツはもうコウイチのほぼ真横まで迫るほど大人になっていることにコウイチこそ気づいていません。ただ、それに気づいている人はカンパニーにはいないのです。

ヒロミツがいなくなったあと、ヒロミツを慕うリツキがどうすればよいのかわからなくなっている様子に、コウイチは「大丈夫だ。行ってやれ」と声をかけます。また、ほかに解散していくメンバーの中で、マツザキには「ヒロミツが何を言っても、お前だけはあいつのそばにいてやってくれ」と頼むのです。

マツザキは力強く頷き、ヒロミツを追いかけますが、ここでコウイチに頼まれてなかったらマツザキは普通に帰ってたんだろうか。マツザキはどうして、ここでコウイチの頼みを聞いたんでしょうか。信頼するコウイチの頼みだから?ヒロミツが心配だったけど、コウイチの言葉が後押しになったから?ここからヒロミツが孤独になっていく過程において、マツザキの気持ちの所在がとても重要だと思っています。

ハケ:下手

Scene: 6 インペリアル・ガーデンシアター

Introduction

さあ気を取りなおして明るい楽しいインペリアルガーデンシアターです!(ほんとか?)

プロデューサーの誘いからついに半年後、幕が上がります!

チームUSAの3名が力強くオープニングを飾ります。

Dancing On Broadway

該当ステフォ:【No.43堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア
(曲終わり、ハケる直前)【No.34北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

この曲もわりと有名な曲だと思います!振付がとてもかわいいのと、ヒロミツ&リカの絡みもあるので見どころたくさんです!

帝劇版配信ではあった、ブロードウェイの有名な作品のネオンロゴはなくなってましたね…あれ好きだったので残念です。(あったら本当にごめんなさい、顔しか見てませんでした)

個人的に北山担は理解してくれると思うのですが、「弾む Beat on the Band」「輝きを~今を~」の片腕を横に伸ばし、反対側の脚を曲げているポーズのヒロミツめちゃくちゃかっこよくないですか?北山くんあるあるの重心がグッと一瞬で落ちるので、めちゃくちゃテンション上がります;;

あとリカとコウイチの「走り続ける Broadway Street」の裏で出てくるのも最高。手拍子しながら跳ねてるのもかわいいし、間奏で最後列センターで左右に揺れてリズム取ってるのも最高。北山くんは最高です。

出:上手前/コウイチ「♪僕らの夢は止まらない~」くらい(ちょっとあいまいです)
ハケ:曲終わり/上手

Memory of Skyscrapers

くっそまぶしい。舞台奥のLEDパネルが下半分真っ白になるので、めちゃくちゃまぶしいです。ラストヒロミツが出てくるので双眼鏡で観てたんですが、まじで目がつぶれました。

出:バックLEDパネル白くなり、アンサンブルハケと入れ替えで/上手最奥からセンター板付き

MOVE ON

該当ステフォ:【No.26北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

バックLEDが真っ赤で目がつぶれました。

このために生きてる!このために観劇きた!北山担はこのためにSHOCK観に来てるといっても過言ではないです。2022年の新曲で、これまでライバル役が変わるごとに変更になっていた楽曲が今年からの「MOVE ON」に固定になるそうです。次のライバル役が誰になるかはわかりませんが、固定曲だからこそ違いが出て良かったりするよね。

そんなことはさておき、キスマイのライブでは装飾ゴテゴテキラキラの衣裳は近年出てきていなかったので(玉さんの作る衣裳は基本派手でもキラキラ装飾は少ないので)。大歓喜のナポレオンジャケットでした。赤髪肯定派じゃなかったのですが、この曲だけは最高!めちゃ似合ってました。

近年"ずっと本気でかっこつける"北山くんを見ていなかったので卒倒しました。大好き、めちゃくちゃかっこいい。大好き。ヒロミツの役柄、昔みたいでとっても助かります。

直さんのドラムの周りで踊るシーンでは、アンサンブルの皆さんとアイコンタクトして音を楽しんでいるようでした。

曲中の下記の部分がだいすきで、

命かけたこの夢に あいつの背中が遠く見える

伝わらないこの恋心を受け止めてみよう

俺とお前だけ 誰もいない

それでも俺は走りたいんだ ああ、一人でな

願いすべてを歌にのせ やり遂げる さあ

インペリアルガーデンシアターに立つということ、伝わらない恋心を受け止めてしまうと、もうヒロミツにはコウイチしか見えていないんだ、というのが表現されています。そしてコウイチを追い抜いてしまったら、もう目の前には誰もいない。一人の世界。なんつ~ワンマンだよって思ってしまいますが、ヒロミツにとってはコウイチ>>>リカなので正直リカを好きな気持ちは本当にあるとは思いますが"コウイチを諦めて俺に振り向かせる"という達成感のためもあったのではと思ってしまいます。

この曲はずっとヒロミツが1列目!0番!SOLITARYのためコウイチが出てくるまで、ヒロミツはずっと気持ちよく大舞台で自分をアピールしてて楽しそうでした。

ハケ:曲終わり、コウイチと入れ替わりで/下手

SOLITARY

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録

そりたりはいいぞ。

この曲、ヒロミツは下手1袖でリカたちと一緒に登場するはずだったのですが、出るはずのタイミングで出てこずにコウイチが急遽ヒロミツのポジションも踊ります。慌てて上手1袖から飛び出してくるヒロミツ、シャツはズボンから出てるしネクタイも首からかかってるだけのあり様で"お前何やってんだ!"と叫んでいるが、すぐにマツザキに上手に連れ戻されていく。観ている客は、出トチったのかな…なんて思ってしまいそうです。

曲自体は本当にかっこよくて、何かの機会があるならばライバルがちゃんと登場できたVerも披露してほしいものです。ヒロミツがこれ出てたらあと20回は観に行ったわ!!!!!!

出:「ヒロミツくんは?」のあと、マツザキたちの上手ハケ・コウイチとリカが踊りだして。/上手1袖
ハケ:出た後、マツザキに連れ戻され/上手


Scene:7 バックステージ

Missing Heart

該当ステフォ:【No.33北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2」収録(通常盤のみ)

SOLITARYで1幕が終わり、ヒロミツが登場できなかった理由は「セットが袖に引っかかっちゃった」「(袖の)レールが引っかかっちゃって」だと判明します。

「出トチったって思われるのは俺なんだから」「どう責任取ってくれんだよ!」とスタッフに詰め寄るヒロミツ。

しかしよく考えてみてください。もしくは、これを大前提に前曲・MOVE ONを見てください。セットなんて下手からいつ出てきた?なぜ袖をSOLITARYで触る必要があった?
曲中、アンサンブルの出ハケも含めて上下それぞれの袖を使っています。リカが出れているのに、同じ場所からヒロミツが出れないってどういうこと?
同じタイミングでハケたショウがもっと早く出ているのに、ヒロミツだけ全然着替えが間に合っていないってどういうこと?

ヒロミツがSOLITARYの出番に間に合わない理由、何度考えても理解できません。

ただこのシーン、ヒロミツの言っていることは自分勝手な理由ばかりで正直擁護できません。唯一、「毎日毎日変更出しやがって」という点だけあ~困るよね~…とは思います…そうなったほうがいいのは理解しますが、舞台は諸々オペレーションがあるものなので、そのために時間を割くのは限られた時間の中で困ることだったりします。事故やミスが起きる原因になるというのは一概に否定しきれません。

コウイチの「ステージは生き物だ。それに対応するなんて当たり前のことだ」に対して、ヒロミツは「決められたことをきちっとやるのがプロ」と反論します。これは持論なんですが、決められたことをきちっとやるのは重要ですが、スターはそうではありません…。決められたこと以上のパフォーマンスを見せてくれる人が売れていくので、ヒロミツがコウイチを抜けないのは正直納得してしまいます。

いや~コウイチ、ド正論だなあなんて思っていたら、「お前はもうステージに立つな」とかいうトンデモ発言をし始めます。

そして、次のショーを考えている、とカンパニーに話しますが、リカたちからは「まだ半年しか経ってないのに?やっとここまでこれたのに?」と疑問の声が上がります。

(この日、公演始まって半年?!オーナーはあの日から半年って言ってたのに?!稽古期間や準備期間は完全に無視なのか?)

コウイチはこの言葉に「そんなにこのショーにこだわるならやってみろよ、俺抜きでな!俺の立ち位置もヒロミツ、お前やればいいだろ」と一方的。ヒロミツは何も言わずに悔しそうに、みんなから背を向け顔を覆います。

ヒロミツはコウイチのことを誰よりも近くで観てきて、敵わないと自分が一番理解しているからこそ隣、そしてその先を目指して頑張ってきたわけですが、コウイチ自ら0番を放棄してお前がやれ、というのはヒロミツが求めていたものではありません。幼いころ、一緒にショーに立ち続けると夢見ながら今日までやってきて、コウイチのワンマンじゃなく隣で対等になりたかった。その背中を追い越してみたかった。
今の自分ではコウイチの立ち位置に立てないと頭では理解できるので、「ああやってやるよ!」とは返せず、何も言えなくなってしまいます。

ヒロミツはこれまでも基本的には言いたいことは言わないで我慢してきたけど、爆発したときに大暴走しちゃう、という感じだったのではないかな~と思います…。

空中分解しかけるカンパニー。リカはコウイチに「私は何があってもコウイチについていくから!いつだってそうしてきたから」と声をかけます。だってそれしかわかんないし、と付け足すリカ。やっぱり、リカはコウイチが正義だと信じているだけで、カンパニーに守られて育ってきたのでコウイチのことを好きだと思い込んでいるのかもしれない……と思ってしまいます。

リカの言葉はヒロミツも聞いていて、耳を傾けます。「何があっても」リカはヒロミツについてきてくれません。それを直接聞いたヒロミツは、「お前はすべてをかき乱す、俺たちを置いて、ただ一人だけ」と歌いだします。

コウイチは「俺一人だけでも進もう」としているところを、限界を迎えたヒロミツがついに「俺の前から消えてくれ」と歌います。

2幕のJapanesqueで使う刀を手に取り、「Show must go onかよ」と吐き捨てるヒロミツ。小道具をぞんざいに扱うんじゃないよ!キャストの風上にも置けません。許せないよ!

一連のすべてを見ていたオーナーは、コウイチに経験からの想いと「周りが見えなくなっていた」ことを話します。コウイチは「俺はそうではない」と助言を受け入れられず、ショーを続けていくこと、常に先を見続けることに執着するばかりなのでした。

出:オーナー「うちの劇場とは大違い~」のすぐあと/上手
ハケ:化粧前セットの奥/下手

Scene: 8 Japanesque Show

Japanesque 組曲

該当ステフォ:【No.32北山宏光】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア
【No.42堂本+北山】ステージフォト | ジャニーズショップ オンラインストア

う~んジャニーズ舞台あるあるですね、謎対立殺陣シーンです。

姫役のリカが、賊(ヒロミツ軍)に攫われコウイチ軍が助けに行く、という流れです。まあ殺陣はいいとして(よくない)。途中上手でお得意の高速水分補給(8/10Youtubeネタ)をしつつ、手数の多い殺陣をがんばってました。汗すごかったねえ…

さて、赤い階段が現れ、コウイチを足蹴にしヒロミツは階段上のリカ姫を奪いに上っていきます。コウイチはそれまでの傷を抱えながら、ヒロミツ軍をなぎ倒しいよいよラスボス・ヒロミツの元へたどり着きます。いざ相見える、刀を交わす――となったところで、ヒロミツが上手に刀を落としてしまいます。わざとなのに、やっちまった、みたいな顔をするヒロミツ。お前はどうすんだ、みたいな顔をしているのが、全貌を知っていると怖いです。

慌てて予備の刀をハラが持ってきます。コウイチはそれを抜きますが、その重さ・輝きからかすぐにそれが真剣だと気付くのでした。「ハラ…お前…これ…!!」とコウイチは言いますが、誰も「本物の刀だ」って言わないの初見には不親切だな~wって思いました。まああくまでショーとして上演しているのですから仕方ないっちゃそうなのですが…

コウイチは「何があってもショーを続ける」ため、真剣を床に突き刺し、ヒロミツに抜け!続けろ!と告げます。それが真剣だと知っているヒロミツ。真顔でそれを見ていましたが、「続けろォ!」とコウイチに言われ覚悟を決めそれを抜きます。しかし、刀を持つ手は震え片手で力なく握るばかり。コウイチは芝居を続け、刀を振らないヒロミツの手を取り自分の体の前で強く引きます。途端に噴き出す血しぶき。ヒロミツはコウイチを真剣で切ってしまったのです。そしてコウイチの腹部を刺してしまう。(にしてもあんな頭の後ろから血が噴き出すってどういうことなんだ…とは思いますが、あれ自体は本来のJapanesqueに組み込まれているものなのでしょうか)

コウイチを刺してしまったことに怯えるヒロミツに、「続けろ、続けろ!」と叫びヒロミツを模造刀で斬るコウイチ。本来であれば最後、敵であるヒロミツがコウイチにやられ階段または2階から落ちなければならなかったのでしょう。

芝居を続けないヒロミツをどかし、勝利のポーズをとるコウイチですが、受けたダメージのために階段を転げ落ちてしまいます。痛み、苦しみに悶えるコウイチ。ヒロミツはそれをのぞき込み、自分のしたことを受け止めきれず、なんてことをしてしまったのだと手を震わせ頭を抱えます。(実際には抱えないんですが、言葉の表現として…)

ハラは渡してしまった真剣を拾い上げ、それを見つめるのでした。

ここ、コウイチが落ちたあとセットに燃え盛る映像が投影されているのですが、一体それはJapanesqueのものだったのか?個人的にはコウイチがポーズを取って音楽が止まったところで本来はショーの終わりだと思っているので、やっぱりコウイチがひどい事故にあったことを表現するためなのか?もし後者なら意味わからないしだっせ~なと思ってました、、笑

そして1幕終了。

出:リカがセンター奥に消えていったあと、暗転中/上手から。センターでコウイチとすれ違い下手1番に板付き。

ハケ:なし。舞台奥、階段上。紗幕奥にて芝居したまま1幕終わり。

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さすがに長いので2幕はまた別に書きたいと思います…!

つづきはこちら:

merxo.hatenablog.com

1幕、これで75分なの濃密すぎるんだよな~w

 

防振双眼鏡のスゝメ

防振双眼鏡をついに買いました。

(追記:2020年2月6日 実際に使用してみたレポートを追記しました。)

2019年10月1日から消費税が増税されるということで、世の中は買いだめだったり高額商品を購入したり増税対策をしていましたね……
かくいう私も例に漏れず、「防振双眼鏡買うなら今しかない!!!!」と決意したのでした。

防振双眼鏡とは?

「防振双眼鏡」とは、手ブレを自動で補正してくれる双眼鏡です。
元々はバードウォッチングや天体観察用を想定して発売された防振双眼鏡ですが、最近はオタクがコンサートなどで使用した口コミが広がり、ハロオタやジャニオタに広く知られるようになりました。
Blu-ray画質になる!」「暗くて見つけにくかったバックの自担が見える」など、耳にしたことはありませんか?
通常の双眼鏡が3000円〜30000円程度で買えるのに対し、防振双眼鏡は性能がいいぶんお値段もそれなりにします。安くて50000円〜150000円ほどです。(双眼鏡はカメラ同様性能を求めれば天井がない世界です………)

今回は通常の双眼鏡との比較をしつつ、ジャニーズのコンサートだけでなく観劇での使用を前提に、購入候補だったもの・購入したもの・おすすめ店舗を紹介します。

これまで使っていた双眼鏡

www.vixen.co.jp

Vixen アリーナ M10×21
2014年夏に観劇メインで使用するために購入。TDCホール、帝劇など2000人規模の劇場から、紀伊国屋ホール、サザンシアター、本多劇場など中小劇場、広いスクリーンでの舞台挨拶でも活躍してくれました。
定価9000円になってますが、家電量販店では6000円程度で購入した記憶があります。
倍率が10倍で、軽くて長時間構えていられる(それでも疲れるけど……)のがこの機種のいいところでした。観劇であればまあ普通に満足出来ていました。しかし、コンサートだと暗い……!軽くて持ち運びしやすい点が売りの機種では、明るさを確保するための口径が足りません。

双眼鏡の口径と明るさの関係について

工学に詳しくないので、下記キヤノンのサイトを参考にしてみてください。
キヤノン:双眼鏡の基礎知識

購入候補によく上がる防振双眼鏡

CANON BINOCULARS 10×30 ISⅡ

cweb.canon.jp
こちらは10倍のものです。防振機能はボタン式で、常に押し続ける必要があります。
指で押し続けるのは疲れるので、お弁当箱用のゴム+くるみボタンなど工夫をして押し続けるのが定番です。
スイッチ式のものは5分など一定時間で自動OFFになってしまいますが、ボタン式はそれがないので一瞬たりとも見逃したくない方におすすめです。根強い人気があり、コンサート会場でも十分な倍率・明るさがあることから価格.comでもランキング上位に挙がっています。
また、こちらは防振ボタンを押している間は上部のランプが緑色に光ります。録画と勘違いされる可能性があるため、ランプをシールなどで覆っている人が多いです。

CANON BINOCULARS 12×36 ISⅢ

cweb.canon.jp
こちらは上記と同じ日に発売された12倍のもの。同様に防振機能はボタン式です。
12倍なだけあって、推しや自担の汗はもちろん、うっすら青髭まで見えます。いやちゃんと剃れよって思うんですけど……
この機種のすごいところは倍率が上がるとどうしても明るさが落ちがちな点をカバーしていることです!まさにBlu-ray
しかしネックなのが重量で、今回紹介するものの中で最も重く、660gもあります。
ほぼ週刊少年ジャンプ
550mlのいろはすよりも重い。コンサートでの使用を考えた場合、オープニングからMCまでの約1時間ですら結構きつい。
筋トレにはちょうどいいかもしれませんが、「推しとの接触でゴリラだと思われたら困る」人にはおすすめできません。
荷物としても重いので、LCCで身一つで搭乗したいときなど重量制限の足かせになるやもしれません。

Vixen ATERA H12×30

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手に取りやすい価格の双眼鏡でよく目にするメーカー・Vixen(ビクセン)の防振モデル。
倍率が12倍ありながら、防振双眼鏡最軽量の422g。これまで重さから防振双眼鏡を敬遠していた女性オタクもこれで安心できます!500mlペットボトルより軽い!!
また、CANON 10×30とほぼ同じ価格帯で12倍がゲットできるというのもポイントです。
カラーはベージュしかないのですが、2019/9/27に同性能のブラックが発売されました。(価格が全然違いますが同性能です)
こちらはスイッチ式です。5分間スイッチをオンにしていると自動的に切れてしまうので、一瞬双眼鏡を下ろす時に自分で切って入れ直す癖をつけるしかありません。また、ランプが側面(覗くレンズ側)にあるので、他の方からは気になりにくいですが舞台現場での使用の場合、暗転などした瞬間に後ろの人から気になる場合があります。これもシールなどで隠す必要がありそう。

CANON 12×36との違いは口径です。数値上の明るさがCANONは9ですがこちらは6.3です。
軽さを取るか?明るさを取るか?というのが問題かな………と思っていたのですが!

明るい店内と暗い外で試してみると……

CANON 12×36とVixen 12×30、どちらにしよう……と私も迷っていました。都内で双眼鏡選びといえばココ!と言われるビックカメラ有楽町に行き、試すとやはり明るさに違いを感じます。
ただ値段がネックなんだよなあ、と思い様々な量販店で値引き交渉をしよう!と足を運んだ夜のヨドバシカメラ新宿西口本店

Vixenのがめちゃくちゃハッキリ見える!!

実際オタクが双眼鏡を使うのはほぼ100%、暗い劇場やコンサート会場の中ですよね?
白い蛍光灯やLEDで照らされた家電量販店の店内のような環境じゃないですよね?

つまり、家電量販店の店内で試して選んでも、同様の効果が現場で得られるとは限らないのです。

ヨドバシカメラ新宿西口本店では、双眼鏡コーナーが外にあるため、夜間であれば暗い環境の中で双眼鏡を試すことができます。
そこでCANON 12×36と、Vixen 10×30を比べると、CANONは目標の周りが他の光に邪魔をされて少しぼやけてしまうのですが、Vixenはそれがなく目標の輪郭がはっきり見えました。
(店員さんの話を聞くと、夜来るお客さんは大抵Vixenを選ぶらしいです……)

都内で双眼鏡選ぶならココ

何よりもまず夜、暗い環境で試せる。それだけで行く価値あります。店員さんの説明が分かりやすいです。

店員さんの知識が豊富です。周りに劇場が多いので、オタクの気持ちに寄り添って教えてくれます。

お試しできるレンタル双眼鏡

実は防振双眼鏡は買わずとも現場でその性能を体験することが出来るのです!
レンタルで利用すれば、実際にどれくらい明るいのか?倍率が高いのか?店頭だとわからない点が解決できると思います。

防振双眼鏡のスゝメ

結局わたしはヨドバシでの感動そのままにVixen ATERA 12×30を買いました。
ちなみに、前述しましたが新色のブラックが出た影響で旧色・ベージュのモデルがぐんと安くなってます。
CANONも、11月に8倍と10倍の新型が出るので、その前後は同じ倍率のものは安くなる…?!かもしれないので要チェックです。

まだ現場で使えてないので使用レポできずすみません…!!また使ったら追記するかもしれません。
防振はいいゾ!!!!!って早く言いたい。

以上、防振買って浮かれたやつのブログでした。

実際に使ってみた

(2020年2月6日追記)

現場① THE NETHER

自担舞台、「THE NETHER」にて初使用しました!!
劇場は東京グローブ座森ノ宮ピロティホールです。

この作品はミュージカルなどではなく、ストレートプレイで重めの戯曲だったので、
客席まで明るくなるような照明のシーンもほどんどなく、自担が出ているシーンは取調室という極めて客席が暗いシーンだったので、
とても鮮明に観ることができました!舞台の間口もそこまで広くなく、12倍といえど首を振りながら観ることは少なかったです。
白いシャツの下に透けるTシャツ、アホ毛涙の粒まで一つ残らず見えた……!!と思っています(笑)

現場② ジャニーズカウントダウンコンサート

1年の締め括りといえば!カウコンですね!
今回は運良くアリーナ席だったので、それほど遠い距離から観たわけではありませんが……
完璧最高ってほどは見えませんでした(泣)
敗因として、カウコンは中継が入ってドームの様々なところでタレントが歌っているので、客席は通常のコンサートに比べてとても明るいです。
通常のコンサートの明るさで考えるなら、常にアンコールの明るさみたいな……
その状態だと、Vixen 12x30の良さである暗いところでの鮮明さというのが生かしきれなかったなあと思いました。
きっとそれこそ野鳥を観る専門みたいな双眼鏡だったら客席が明るくてもみやすかったのでは……

結論:客席が暗ければ暗いほどめちゃめちゃよく見える!

以上、追記の使用感レポートでした!